この対談について
株式会社ワイキューブの創業・倒産・自己破産を経て「私、社長ではなくなりました」を著した安田佳生と、岐阜県美濃加茂エリアで老舗の葬祭会社を経営し、60歳で経営から退くことを決めている鈴木哲馬。「イケイケどんどん」から卒業した二人が語る、これからの心地よい生き方。
第61回 理想的な「ギラギラ人生」の終わらせ方
第61回 理想的な「ギラギラ人生」の終わらせ方

僕の同級生にギラギラしている人はほぼいませんね。銀行で支店長まで勤め上げた友人もいますけど、今は役職定年して、ギラギラの要素はゼロ(笑)。他にも会社勤めをしていた友人はだいたい同じような感じですね。

私も同意見なんです。よく年配の議員なんかが失言問題を起こしますけど、人間年をとれば嫌でも認知能力や判断力が落ちるわけで、仕方がないんですよ。だからこそ、そうなる前にいさぎよく退いてもらったほうがいい。

そういうことです。そういえばアメリカの大統領の任期も2期・8年までと決まっていますしね。

ああ、確かに。それで思い出しましたが、僕は昔「青年会議所(JC)」に所属していたんですけど、あの組織の良い点って「卒業」があることなんですよね。どんなに続けたくても、40歳になれば自動的に卒業。

まぁその気持ちもわかるんですけどね。ただ安田さんがよく「終わりから考える」って仰っていますけど、やっぱりゴールをしっかり決めないと。「頑張れる限り頑張る」じゃなく、「◯歳まで」と先に決めてしまう。それが大事なんだと思いますね。
対談している二人
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。