住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。
第47回 「人としての道」と「商売の道」
ずるい人……私のことでしょうか?(笑)。
いやいや、安田さんのことが苦手だったらここまでお付き合いしてないです(笑)。僕が感じる「ずるさ」というのは、例えば飲食店の店員さんにすごく横柄だったりするような、人によって態度を変える人のことです。
迷ったときはまず「人としての道」を外れないようにすることを最優先にして、「商売の道」はその判断をどうやってスムーズに進めるか、という方向で活かすようにしています。
なるほど。むしろ同業他社は仲間だと思っている。
たしかに渡邉さんはワイキューブで働いてくれていた頃から、いろんな人の変化によく気づいてましたもんね。そうやって相手をよく見てタイミングを見極めたりするわけですか。
いますね。会社でもそういうところはありますし。「売れている会社が本当にいい商品を扱っているか」というと、そうでもなかったりする。大手の中古車販売会社がまだ話題になってますけど。
会社における「人としての道」には、商品クオリティを担保することは必須だと。
なるほど。でもそれってけっこう大変ですよね。一般的なコンサル会社って、必ず予防線を張るというか、お客さんの期待値をコントロールしますけど、ランリグさんはそれをしないわけですか。
ははぁ。それがランリグさんの「人としての道」であり「商売の道」ということですね。
対談している二人
渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役
1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。