住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。
第75回 「顕在化した課題」と「潜在的なニーズ」の交点が成功の鍵

ビジネスの場では、「顕在化したニーズ」と「潜在的なニーズ」の違いが戦略の鍵になることが多いですよね。それでいうと、「潜在的なニーズ」に応える商品の方が利益を出しやすいと思うんです。顧客がまだ「答え」を持っていないので、提供する側が価格を決めやすい。

そうは言い切れないと思います。確かに利益は出しにくいですが、ニーズが顕在化しているマーケットにも付加価値の高い商品やサービスは存在するわけで。例えば吉野家の牛丼なんて、顕在化したニーズを満たしつつ、付加価値を提供している代表例ですよね。

ですよね(笑)。他にもセブンイレブンの鮭の切り身なんかも驚くほど美味しいですけど、あれが百貨店価格になると5倍くらいの値段になりますよ。つまり顕在化したマーケットでは、価格だけでなく「どうやって価値を出して利益に変えるか」が重要になるわけです。

仰るとおりです。顕在化したマーケットってお客さんが欲しいものがはっきり決まっていて、「電球が切れたから新しい電球を買いに行こう」みたいに明確な需要があるわけです。…それにしても、100円で部屋中を明るくできるって本当にすごいことですよね。

そうそう。今ではこれだけ安く買えるようになりましたけど、ロウソクの時代に「実はすごいものが…」と電球を売ったら、どんなに高くても飛ぶように売れたでしょうね。潜在ニーズにアプローチする価値はまさにそこにあって。

そんな革新的な商品が登場したら、価格設定も自由自在ですし、利益は計り知れないでしょうね(笑)。「潜在ニーズ」と聞くと難しいイメージがあるかもしれませんけど、お困りごとや課題が顕在化していれば、そこまで難しくはないんです。

ああ、なるほど。買う側としても採用コストを考えると、M&Aで会社ごと買った方が安いですから。IT業界をはじめとして、他の業界でも増えていきそうですね。
対談している二人
渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役
1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。