誰もがスマホを持って生活している時代。
人はどうやって店や商品を探すのか。
どうやって商品に辿り着き、
どのような動機付けによって購入を決めるのか。
ここを真面目に考えないと商品は売れない。
集客もできないのである。
まずスマホ検索は大きく2通りに分かれる。
食べたいものや買いたい商品がある程度
決まっている場合と、
まったく決まっていない場合である。
決まっている場合、
そこには既にニーズが顕在化した顧客がいる。
新橋近辺で美味しいトンカツが食べたい。
こうなるとキーワードを予測するのは簡単である。
新橋・カツ・美味しい。
新橋・とんかつ・有名。
新橋・ヒレカツ・高級。などなど。
目的によって多少キーワードは異なるが、
ほとんどが予測の範囲内である。
予測できればやるべきことも見えてくる。
自分のお店のサイトが検索上位に出る工夫をする。
そして「何を売りにするトンカツ屋なのか」を明確にする。
安く、たくさん食べられるトンカツ屋なのか。
こだわりの高級黒豚トンカツなのか。
ターゲットが変われば当然
お店ページに書くべき内容も変わる。
次に買いたいものが決まっていない場合。
これはキーワードを予測することが難しい。
ここで考えるべきは自分の商品である。
この商品は誰がターゲットなのか。
どんな悩みや課題を持っている人なのか。
答えやヒントを知るために
どんなキーワードを入力するのか。
ここを予測する。
悩みや課題はあるが具体的な商品やお店を
探しているわけではない。
そこにいるのは潜在的な顧客である。
顕在顧客を相手にするなら
「他社より上位表示」「他社との違い」が重要だ。
つまり他社との駆け引きが勝負を分ける。
潜在顧客を相手にするなら「課題・キーワードの予測」
「説得力のある解決法」が重要となる。
競合他者はほとんど関係なく、
ユーザー心理との駆け引きで結果が決まる。
販売力を強化したいなら、まず書いてみることだ。
この商品は誰にとってのどのような商品なのか。
できるだけ短いコピーを順番に並べていく。
最初に何と書かれていたら読む気になるのか。
どんな順番で書かれていたら商品が欲しくなるのか。
顧客心理から逆算して文章を組み立てていく。
商品ページをつくる時は写真を入れたり、
文章をイラストと置き換える工夫も必要だ。
だが土台はあくまでも文章(シナリオ)にある。
顧客心理を動かす作文。
それこそが販売力の正体なのである。
尚、同日配信のメールマガジンでは、コラムと同じテーマで、より安田の人柄がにじみ出たエッセイ「ところで話は変わりますが…」と、
ミニコラム「本日の境目」を配信しています。安田佳生メールマガジンは、以下よりご登録ください。全て無料でご覧いただけます。
※今すぐ続きを読みたい方は、メールアドレスとコラムタイトルをお送りください。
宛先:info●brand-farmers.jp (●を@にご変更ください。)