小さなブルーオーシャンを追え
第3回『もはや匿名は通用しない』

株式会社ソルナが開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第3回『もはや匿名は通用しない』

 

安田

ネットの情報を集めれば、履歴書より「さらにリアルな姿」が見えて来るということでしたよね。

三澤

はい。履歴書や経歴書に出て来るのは、本人が出したい表の情報だけなので。

安田

今までは、そういう裏の情報って、探偵さんに依頼してたイメージなんですけど。

三澤

そうですね。前の職場に電話して調べたり。

安田

それと比べると、どうなんですか?ネットの履歴書は探偵さんよりも優れてるんでしょうか?

三澤

もちろん探偵というお仕事は、まだあるんですけど。

安田

けど?

三澤

個人情報保護法が厳しくなって、前職に電話をかけたりすること自体が難しいわけです。

安田

なるほど。

三澤

私たちも興信所に履歴書を渡して、調査を頼んだことがあるんです。

安田

どうでした?

三澤

なかなか情報そのものが出てこないです。ほぼ白紙の状態で返ってくることもあります。

安田

なるほど。アナログ調査は、もう限界があるってことですね。

三澤

そう思います。

安田

ネットの履歴書の場合、本人が書いたものを拾うんですか?

三澤

本人が書いたもの、本人について誰かが書いたもの。両方ですね。

安田

「GoogleとかFacebookが本気出したら、奥さんよりもその人のことが分かる」って言われてます。

三澤

Googleが本気を出したらすごいでしょうね。いつ何を調べて、どこに行ったかまで、ぜんぶ履歴を取っているので。

安田

まあ、やらないでしょうけどね。

三澤

それをやったら、ユーザーが離れていきますから。

安田

ですよね。ネットの履歴書では、主にどういう情報を集めるんですか?

三澤

やはり多いのは、事業にネガティブに働く可能性が高い情報。

安田

たとえば、どのような?

三澤

犯罪歴とかはもちろんですが、たとえば銀行とか塾の先生とかだと「タトゥーを入れました」みたいな情報とか。

安田

なるほど。病歴なんかはどうですか?

三澤

病歴みたいなデリケートなものは、それこそ個人情報の関係で報告ができないことになってます。

安田

じゃあ、犯罪以外のネガティブ情報だと、他に何かありますか?

三澤

業種や会社にもよるんですけど、たとえば「右翼の街宣活動に参加してた」とか「某宗教団体に入って広報を務めてました」とか。

安田

なるほど。じゃあ逆に、プラスのことも分かるんですか?

三澤

プラスのことも、もちろん分かります。ただプラスのことは、言い出すとキリがないので難しい部分はあります。

安田

キリがない?

三澤

たとえば「昆虫にすごく詳しいこと」とかは、通常ならスキルにはなりませんが、仕事によってはプラスになる場合もあります。

安田

確かに。そう考えるとキリがないですね。じゃあ、まずは「ネガティブな人を採らない」ってことが大事?

三澤

今はそこに一番力を入れています。企業の側も「待ったなし」の状態ですから。

安田

変な人がひとりいるだけで、ブランドイメージがかなり悪化しますもんね。

三澤

それで閉店に追い込まれた店もありますから。

安田

履歴書の裏付け調査とかもやるんですか?

三澤

そうですね。たとえば「学会でこういう発表をしてた」とか「こういう講演活動をやってた」とか、履歴を裏付ける情報をお渡しすることはあります。

安田

経歴が「実はニセモノでした」みたいこともあるんですか?

三澤

学歴詐称は結構出てきますね。本人は「卒業しました」と言ってたけど、実は中退だったとか。そもそも会社に告知している大学と違うとか。

安田

見栄を張っちゃうんですかね?

三澤

そもそも「大卒じゃないとエントリーできない会社」ってあるじゃないですか。

安田

じゃあ、入社するために嘘を書いてしまうと?

三澤

はい。中途採用の場合は卒業証明書を出さないケースが多いですから。

安田

確かにそうですね。

三澤

だからちゃんと調べたら、結構いると思いますよ。

安田

今後はもう嘘はつかないほうがいいですね。全部バレてしまいますから。

三澤

若い人はかなりの確率でバレちゃいますね。

安田

年配の人はバレにくいんですか?

三澤

人によります。たとえば安田さんみたいに結構SNS使ってる人の情報量と、そのへんにいる50歳の人の情報量って100:1ぐらい違ってたりするので。

安田

なるほど。だから若者はバレちゃうんですね。今どきSNSをまったくやらない若者っていませんもんね。

三澤

ゼロではありません。でもかなり稀ですね。

安田

でも実名でやる人って、少なくないですか?

三澤

そうなんです。FacebookもTwitterも、実名でやってる場合は、ある程度変なことを書かない制限がきくんですけど。

安田

匿名になると酷そうですよね?

三澤

はい。匿名になると、内容がぜんぜん変わってきたりします。

安田

まあ普通は、実名で自分に不利になるようなことは書きませんからね。上司の悪口とか。

三澤

いや、書く人もたまにいるんですよ。

安田

いるんですか!

三澤

ある一定数は必ずいます。でも多いのはやっぱり匿名だと思ってナメている人。

安田

ですよね。

三澤

ナメていて、すき家みたいな大事になるパターンも結構あります。

安田

いくら匿名でも、自分の写真出したらバレますよね?

三澤

写真を出さなくてもバレますね。「裏アカウント」といわれるようなものも、探す方法はあります。

安田

凄いですね。

三澤

技術としては、もともと海外の諜報機関が使っていたものとか、いくつもあるんですよ、実は。

安田

じゃあ匿名とか、ほとんど意味ないですね。

三澤

普通の人は、そういう技術があることを知りませんから。

安田

なるほど。ちなみに私は本名以外でネットに書き込みをしたことがないんですけど。そういう人って少ないんですか?

三澤

ほとんど、いないですね。たとえば「食べログのクチコミ」とか「Amazonのレビュー」とかも、実名で書いてる人は滅多にいません。

安田

まあ私の場合は、仕事としてやってますからね。

三澤

明確な目的がないと、実名ではやりませんね。実名を出すリスクって結構ありますから。

安田

変なことを書かなければいいだけだと思うんですけど。

三澤

書いちゃうものなんですよ。先のことまで考えずに。

安田

書いちゃいますか?

三澤

はい。青森の市議が、議員になる前につくったアカウントで暴言を吐いていて、問題になりました。

安田

本名で書いてたんですか?

三澤

いや、匿名です。でもバレちゃいましたね。

安田

どういう仕組みなんですか?匿名がバレるって?

三澤

ひと昔前に流行ってたんですけど、SPYSEEって覚えてます?

安田

いえ。

三澤

たとえば安田さんの名前を入れると、つながりのある人の顔が出てきたりするんですよ。

安田

おお!そんなのがあった気がします。

三澤

当時は関係ない人とかも出てきてたんですけど、今はものすごくその精度が上がってるんです。

安田

なるほど。じゃあ、匿名とかハンドルネームとかが、自分と紐付けられて出てきちゃう?

三澤

紐付ける精度が格段に上がっているということです。これから先もどんどん上がっていきます。

安田

もう絶対、悪口とかは書かないほうがいいですね。

三澤

すでに書いちゃってる人はもう遅いですね。

安田

消してもダメ?

三澤

消したものを見つけ出す技術もありますから。

・・・次回へ続く・・・

ネットをみれば人物もわかる

感想・著者への質問はこちらから