原因はいつも後付け 第9回 「『儲けが増えたら』の言葉に潜む矛盾」

// 本コラム「原因はいつも後付け」の紹介 //
原因と結果の法則などと言いますが、先に原因が分かれば誰も苦労はしません。人生も商売もまずやってみて、結果が出たら振り返って、原因を分析しながら一歩ずつ前進する。それ以外に方法はないのです。28店舗の外食店経営の中で、私自身がどのように過去を分析して現在に至っているのか。過去のエピソードを交えながらお話ししたいと思います。

《第9回》「儲けが増えたら」の言葉に潜む矛盾

「ギブ・アンド・テイク」。
相手に何かを与えることで、結果として何かが自分に返ってくる。

これは、「自分と相手」がいることを想定して言われている言葉。

これを「自分とお店」に置き換えると何という言葉になるのか?
それは「投資と回収」。

お店に投資することで、結果として儲けが自分に返ってくる。

ごく当たり前と言えば当たり前なのですが、どうも自分とお店の話になると、こんな当たり前の事を忘れてしまう時があるようです。

皆さん、心当たりありませんか?

不思議な逆転

「もう少し儲かったら投資をしようと思っているんです。」
店舗のオーナーと話をしていると、時折こんな言葉を聞くことがあります。

ここでオーナーが言っている投資とは、お店の設備や人の採用のこと。

開業して半年から1年くらい経つと、お店の売上はある程度のところで一段落します。
そんな時、もっと利益を増やすために、お金を投資してお店を強化しようという訳です。

私も店舗経営をしているので、投資をすることの重要性は良く分かります。

ただ、ちょっと気になってしまうのが、
「もう少し儲かったら」という条件が付いていること。

これは冒頭で挙げた例で言うと、「投資と回収」ではなく「回収と投資」。
自分に儲けが返ってきたら、お店に投資するという事。

ごく当たり前だったはずの「投資と回収」の順序が、いつの間にか逆になっているのです。
なぜこんな事が起きてしまうのでしょうか?

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