会社でコロナ融資を受けた現金が余剰しているものを活用して、資産運用会社を設立してもよいのでしょうか?
ちょちょちょ、まだ1割しか読んでないです(笑)
もう、まじでこういうの多いわ。
債権、株、不動産などを管理・運用するために、事業会社の子会社としてつくる、または完全に独立した別会社としてつくる、とりあえず東京のマンションを購入しにいこうと見にいってきます。
知らんがな(笑)
7パーぐらいの利回りを考えております。どのような考え方がよいのかわからなく、当社の税理士は「資産運用会社はだめだ」とのことで、この内容ではわからないと思いますが、アドバイスをいただければうれしいです。
もうちょっと税理士さんに聞いたほうがいい。なんでだめだのかとか聞けばいいんじゃないの?(笑)
あ~、たしかに。
なんでだめなのか知らんけど……
大久保先生、いま、食い入るように「だめです」って冒頭から差し込んでましたけど(笑)
「当社の税理士」と同じ意見ですね(笑)
なぜですか?
いや、なんで融資受けてんの?っていうところじゃないの。
ああ、はいはい。
無利息だから?みたいな。
うん。
税金だからさ。
うん。
金融機関に利息入ってっから、税金で。
はいはいはい。
いらないなら返せよっていうね。そんなに言わなくていい?(笑)
(笑)。基本的な考え方は、ってことですね。
そう。で、えー、なんだろう、どっからいこう。えーと……
そうですよね。あの……お、抑え気味でお願いしますね。
はいはい。まずね、マンションは買えばいいと思うんだけど、コロナ融資って、まあ、業種によるけどさ、10年とかで借りてたとしてね、10年で……いや、いまは返済がないからみんな気が緩んでんだけど、返済が始まるわけじゃん?2・3年後か5年後かわかんないけど。
うんうんうん。
そのときにさ、その不動産買ってお金持ってなかったら返せんの?っていう、その賃料で。だから見合わないよねっていう。
あ~、なるほど。
不動産だとするならば長期で買い直すべきだし、そういう意味じゃ債権とか株、その返済までの期間内に運用を、たとえば債権だったらクーポンが入って償還期限がそこまでに来るよ、そこから返済、その資金回せるよっていうんだったら、やってもいいとは思うけど、そんなに利息で稼げると思えないから。
うんうんうんうん。
あと、株は……まあ、勝つと思うんならやってもいいけど、返済をちゃんと見越してやれよっていう話だよね。だから、これを大型投資に回して、その程度の回収しかできないっていうのは、かなりリスクが高いっていうことがひとつ。
うんうん。
このなかで資産管理会社をつくる意味がわからないよね。べつにその会社のなかでやればいいじゃん。
あ~、やるならっていうことですか?
何を管理してるの?資産じゃねえから、それ負債だから。
……。
え?(笑)
あ、いやいや、そうですよね。たしかに。
コロナ融資は負債だから(笑)
うん。
いまは現金を逆側に持ってるだけなんで。
はいはいはい。
それを出しちゃったとしたら、今度どうやって返すんですか?っていう話もあるでしょ。
うんうんうんうん。
プラスだから貸付金が出るとか、別会社とか事業会社を子会社としてつくってもおそらく貸付金出るし。だから、資産ない人が資産管理会社はつくれないってことなんだよ。
なるほどね。「これは資産じゃないです」と。
ちょっと、いま、いいこと言った風じゃない?
いやぁ、たしかに。いま、すべてのわかりやすい答えが出ましたね。
だから、コロナ融資でちゃんと事業……まあ、事業というかね、どう利益出すかっていう計画をつくっていくべきなんじゃないのかなと思うけど、経営するんだったら。
うん。
それじゃなかったら、「守りで持ってます」っていう立て付けであればちゃんと持っといて、今度どっかのタイミングで返済をしていく……だけにはなっちゃうけど、コロナの影響が出る可能性がゼロとは言えないから、そのための守りっていう意味では持ってていいと思うんだけど。
なるほどなるほど。
やっぱ気緩んでるよね、この返済しない資金が。
これ、実際どうなんですか?結構多いですか?この質問と同じじゃないにしろ。
多いよ。だって、俺だってそう思うもん。
ああ……
いやぁ、ほんとに気を引き締めないと。だって、キャッシュだぶつくもんね、調達したらね。
まあ、そうですよね。
で、やっぱり外食とかね、直接食らってる人以外はそこまで落ちてないんじゃない?
はいはいはい。
そこまでじゃないのかなと思ってて、そのなかで銀行が、ちょっと落ちたらこんだけ貸してくれちゃってるから。これ、でも、逆に気緩むと死ぬよね。まあ、投資すんのが悪いとは言わないけど、きちんと事業展開していくっていうことを、「だぶついてるからこれやろう」みたいにやっていくと、返済始まってくるときに、きちんと返済……要は、前も言ってるけど別枠だからさ。
はい。
折り返しが出るとも限らないので。あと、そのときの金融情勢もどうなってるかわからないってことを考えると、そこはやっぱ慎重に、きちんと経営の目的に沿うような形で投資していくっていうことが原則なんじゃないかなと思う。
うーん。
急にまともなこと言ってるやんね(笑)
いやいや、ここはまともなことを言っていただきたいところだと思いますんで、よかった。
うん。今日はペアリングしてないから大丈夫。シラフだから大丈夫(笑)
安心したわ。いきなり食い気味でバッサリいったから、もういくのかと思いました。よかったですね。
(笑)
でも、そういうことですよね。あらためて、この融資自体、会社の目的に対して借りてるはずっていうところを忘れないようにすると、いまの話あたりは答え出るのかな、というとこなんですかね。
はい。
まあ、というわけで、ぜひ……っていうか、やっぱ、そんな多いんですね。
ぜひなんだよ(笑)
え?(笑)いやいや、いまの話をあらためて、自戒の念も込めてね、みなさん真剣に経営に向き合いましょうということかなと思ったんですけど。
無駄づかいしないように。
そうですね(笑)
(笑)
というわけで、ありがとうございました!
ありがとうございまーす。