安田佳生でーす。

コロナはもうね、陰謀説とかワクチン説とかいろいろあって、訳わかんなくなってきちゃいましたけど（笑）

はい。

なんかもう、結局のところの、みんなマスクしてるからよくわかんないんですけど、「マスクしなくてワクチン打たなくても、ある程度のとこまでいったら減っていくんじゃないのかな」っていう気になってきました、なんか僕は。

どうなんですか。でも、そんなに亡くなる人、増えてないじゃないですか。

で、コロナ以外で亡くなる人が増えてる、みたいな話もあって……いや、この話をしたらコロナ話になるから、やめましょう。

はい。すごい質問があるっていう。

いい質問ですねえ。僕も昔ね、「ロジカルシンキング」っていう本を買って読んだことがあるんですけど……

5ページぐらいしか読めませんでした（笑）

だから脳の構造は、たぶん金子さんに近いと思いますね、僕、本当に。

なんていうんでしょう、「これがロジカルですよ」っていうのは、正直いって、よく理解できないんですよね、僕も。

だから、「マイロジカル」でいくことにしてます。

「俺がロジカルと思うことがロジカルなんだ」ということを前提に生きていくようにしてます。

でないと無理なんで。「ロジカルシンキング」読めなかったんで。がんばったんですけどね。

栃尾さんは、でも、ロジカルっぽいですけど、いかがなんです？

うん。

なるほど。

でも、型を覚えればできるんじゃないんですかね。たとえば、子どもがだんだんしゃべるようになるじゃないですか。あれも、「これはロジカルなしゃべり方」だとか「これはロジカルじゃないよ」みたいなことをルールとして教えられて学ぶっていうよりは、自然に身に付けると思うんで。支離滅裂じゃなくて、ちゃんと伝わるようになるでしょ、言葉が。

あれはたぶん考えてないと思うんですよね。

脳みそが勝手に学習して会得してるんで。だから、ロジカルに考えなくてもロジカルに話せるんじゃないかって気もしますけどね、僕は。

ほおほおほお。

たとえば六法全書とかは、弁護士さんとかに言わすと、ものすごいロジカルに書かれてるらしいんですね。

つまり、いろんなケースがあるから、例外があっちゃいけないから、すべてを含有するような言葉でまとめると、すごい玉虫色になっちゃうんですけど、「どちらとも取れるじゃん」みたいな条文なんだけど、それが非常にロジカルで正しい。

そういう書き方をしないと網羅できないってことなんですよね。

たとえば哲学書とかを読んでも、哲学の原文を正しく日本語訳すると、ほんと、なに書いてるかわかんないんですけど、正直いって。日本語訳したやつを読むだけで、意味を理解するだけで、ものすごい大変なんですけど、でも、たぶん、頭がいい人はそれがロジカルに、「あ、こういう順番で、こうこうこうなって、こうね」っていう文章になるんだと思うんですね。

だから、たとえば法律の文を「じゃあ、こういう解釈もできるよね」って訳してくれるのが弁護士さんなんだと思うんですけど、僕のなかでは、ロジカルのマイ定義は、あくまでも他人との間のなかで成立するもんかなあと思っててですね。

つまり、相手が「あ、なるほど」と納得できる、相手の思考の速度とかクセとかに合わせて解説してあげると腑に落ちてくれる話を「ロジカル」っていうんじゃないかなって僕は定義してますけどね。

「ロジカルに話ができるようになりたい」ってことは、「ロジカルじゃないね」って言われちゃうってことですかね。

そうですよね。「言いたいことが伝わってないなあ」って感じなんでしょ？

僕はいまのままでもいいと思いますが……

それを自分で変えたいっていうんだったらば、やっぱり話す前に書いてみるってことが大事だと思います。

自分がしゃべってるセリフを文字に起こして、自分で読んだときに理解できるかどうかっていうね。

大事なのはやっぱね、さっき「他人」って言いましたけど、結局、他人がどう思うかなんてわかんないんで、「自分だったら理解できるかどうか」っていう観点でしか見れないので、自分がしゃべったことをそのまま……まあ、だから、いまだったらSiriみたいなやつにしゃべって、書き起こしてもらってもいいかもしれないですけど。

「文字を読んだときに理解できるかどうか。できないんだったら、どういう組み立てにしたら理解しやすくなるのか」って考えれば、訓練はできると思いますよ。

そうですね。しゃべったものを他人がしゃべったように見れるっていう。

あとは、「自分よりできるだけ頭の悪い人を相手に話す」っていう前提にしたほうがいいと思いますね。

頭がいい人は勝手に理解してくれるんで。

ロジカルにこだわる人は逆に、意味が、1個ロジカルじゃないと理解できなくなっちゃう人っていますね。頭がめっちゃいい人で。

気になっちゃうっていう、はい。

「つまり、こういうことでしょ」っていう、「つまり大ざっぱに、ざっくりと、こういうことが言いたいんだよね」っていうことがわかればいいわけなので。

僕の場合はモノとかサービスを売る商売してるんで、それだとモノがなかなか売れないので、まあ、仕事として考えますけどね。どういう言葉の順番がいいのかとか、言い回しとか、それは考えますけど、生きていく分には、べつに十分じゃないですかね、なんか。

高みを目指したいのか。

じゃあ、やっぱ書いてみるのがいいですよ。

書いて、読んでみる。

してもらうといいと思います。

ということで……

おまとめしてしまったんで。