幸せがイメージできる商品と販売導線|二人目 センパイ先生と対談シリーズ

センパイ先生 プロフィール

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五十六謀星もっちぃ
大学進学のために上京。老舗占い館にて占い師デビュー。
一瞬の迷いの後、安定の誘惑を振り捨てて、就職をせずに占いの道に専念。電話占い師として活動開始。
電話占い新人採用試験の審査員を担当、著書『はじめよう電話占い師』を刊行するなど、以後、講師としても多方面に活動。

幸せがイメージできる商品と販売導線

– – – 目次 – – –



相性の良さ

安田
安田
スクール(BFS)での授業は占い師さん向けじゃないですよね。

もっちぃ
もっちぃ
違います。
安田
安田
どんなビジネスでも根っこは同じってことですか。

もっちぃ
もっちぃ
私はそう思ってます。商品を買う人って、基本的に「幸せになりたいから買う」というのがあるので。
安田
安田

幸せになりたい?

もっちぃ
もっちぃ
買うものが占いであっても、トイレを直すことであっても、最終的に煎じ詰めれば「幸せになりたい」という気持ちがあってのこと。
安田
安田
不幸になりたいと思って買い物する人はいないと。

もっちぃ
もっちぃ

もちろん。

安田
安田

へぇ~。そんな発想で考えたことなかったですね。だけど「必要だから買う」っていうケースもあるじゃないですか。薬みたいな必需品とか。

もっちぃ
もっちぃ

それも同じだと思います。薬という商品は選びようがない場合もあるんですが。薬そのものが欲しいわけじゃなく、薬を飲んで健康な体になって、幸せになりたいから買うわけですよ。

安田
安田
なるほど。

もっちぃ
もっちぃ

お客さんがどんな状態になるのが幸せかってことを理解する。たとえば副作用とか。すると薬の選択肢のなかから選べるものが決まってくる。

安田
安田

確かに。

もっちぃ
もっちぃ

いちばん効くものを選べばいいわけじゃなくて、人によっては副作用がどんなものかによって選んであげる。

安田
安田

人によって幸せのカタチは違うと。

もっちぃ
もっちぃ
そうです。
安田
安田

授業の1日目は「あなたから買う理由を見つける」というテーマになってます。これも幸せと関係するんですか。

もっちぃ
もっちぃ

はい。その人の個性というか、どんな経歴を歩んできて、どんなキャラクターや能力を持っている人か。ここを見せないことには、お客さんから選ばれません。

安田
安田
商品説明だけでは「幸せになる実感」が湧かないってことですか。

もっちぃ
もっちぃ

なぜその人の商品がいいと信じられるのか。人柄にスポットを当てて、「この人の商品だったらきっといい商品だろう」と感じてもらえること。それが第一歩ですね。

安田
安田

とくに自分自身が商品になっているような場合は重要ですよね。

もっちぃ
もっちぃ
そうですね。
安田
安田

「できること・できないこと」を明確にして、選びやすくした方がいいと、私は思ってまして。

もっちぃ
もっちぃ
それも間違いないと思います。無理な仕事を受けちゃうと、こっちも苦労するし向こうも苦労しますので。ミスマッチをなくす意味でも、「私はこれをやる人です!」って絞ったほうが効果的ですね。
安田
安田

「幸せになりたい」って話ですけど。誰もが結婚して幸せになる相手なんていないと思うんですよ。

もっちぃ
もっちぃ

はい。だからこそ「この人と私は相性がいいよな」と感じてもらうことが大事なんです。


りんごの売り方

安田
安田

プロフィールをきちんと書いて、響く人だけが来てくれればいいってことですね。

もっちぃ
もっちぃ
そうです。個人ビジネスは何百万人に同じものを売る仕事ではないので。お客さんごとにカスタマイズして販売するモチベーションが大事です。
安田
安田
カスタマイズは必須ですか。

もっちぃ
もっちぃ
事業の内容にもよると思うんですけど。基本的には「内容のカスタマイズ」「伝え方のカスタマイズ」は必須かなと思います。
安田
安田
なるほど。

もっちぃ
もっちぃ
たとえばリンゴという商品を「赤いからあなたにオススメです」と言うのか、「甘いからオススメです」と言うのか、「フルーツだからオススメです」と言うのか。
安田
安田

おお。

もっちぃ
もっちぃ

お客さんが求めている幸せの形によってカスタマイズする。

安田
安田
「商品そのものを変える」というより、売り方の部分のカスタマイズですね。

もっちぃ
もっちぃ

両方とも大事だと思います。

安田
安田

いい営業マンは同じ商品を売りに行っても、A社に売るかB社に売るかで、「この商品はここがいいんです」という売り方を変えています。

もっちぃ
もっちぃ

それと同じです。切り口をいくつか用意して、商品はほとんど同じなんだけど、切り口が違うサブ商品みたいなものをつくる。

安田
安田
お客さんによって「まったく別の商品」に見えるってことですね。

もっちぃ
もっちぃ
そうです。ちゃんと相手目線でわかりやすく伝えることで、違った商品になる。
安田
安田
「サブ商品をメイン商品への動線に使う」ってことが、カリキュラムにも書かれてますね。
もっちぃ
もっちぃ

それは別の話です。いちばん売りたい商品があったとして、そこに行き着くためのサブ商材を作ろうという話。

安田
安田
なるほど。
もっちぃ
もっちぃ
メイン商材につながる動線として、ちょっと安いもの、あるいは無料のもの。そういう商品をつくっていきましょうという話ですね。
安田
安田

集客のための「入口商材」みたいなことですか。

もっちぃ
もっちぃ
そういうことです。
安田
安田
先ほどのサブ商品というのは、「それぞれの顧客に合わせてアレンジした商品」ということですね。

もっちぃ
もっちぃ

そうです。すいません、ちょっと紛らわしかったですね。

安田
安田

いえいえ、ぜんぜん紛らわしくないです。つまり、商品そのものの工夫と、それから集客の工夫というところで、そのふたつを考えようということですね。

もっちぃ
もっちぃ
はい。
安田
安田

占い師の方がプロとして食っていく場合も、同じ構造ですか。

もっちぃ
もっちぃ
そうですね。たとえば「片思いの恋に悩んでいませんか?復縁したい彼はいませんか?復縁相談 初回1,000円です」という入口商材を作ったり。
安田
安田
その場合のメインは何ですか?

もっちぃ
もっちぃ
メイン商品がタロット占いだとしたら、そこをリピートしてもらうことですね。
安田
安田

なるほど。定期的な占いがメイン商材ってことですね。

もっちぃ
もっちぃ

そうです。

安田
安田
ちなみに入口商材って、たくさんあったほうがいいんですか。

もっちぃ
もっちぃ
買い手が多い場合はいっぱいあった方がいいですね。「私のためにある商品だ」と思ってもらえるように。
安田
安田
個人ビジネスならやれそうですね。商品ページを何個にも分けて。
もっちぃ
もっちぃ
はい、そうです。一度つくってしまえば全部自分のお店になるので。
安田
安田

今回のクラスでは、自分の商品ページをつくるところまで手伝ってもらえるんですか。

もっちぃ
もっちぃ
その予定です。
安田
安田
じゃあ完成形としては、商品のいくつかの見せ方みたいなのができあがる。

もっちぃ
もっちぃ
まずメイン商品があって、そのメイン商品を売るためのページをつくる。そこに至る動線も人や売るものによって変わる。
安田
安田

一人ひとりに合わせて作っていくと。

もっちぃ
もっちぃ
ブログやツイッターで売る人もいるでしょうし、外部のプラットフォームを使う人もいるし、検索からたどり着いてもらうとか、いろんなルートが考えられます。なので一人ひとりに合わせてプロデュースできればなと思ってます。

第4話「そこに愛はあるんか?」へ続く

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