GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
引き続き、各国で2022年に注目されているスタートアップ企業をPick Upしています。
今回はイギリス(UK)の記事です。
今回の記事はコレ
https://startupstash.com/uk-startups/
Top UK Startups To Watch in 2022
(2022年UKで注目すべきスタートアップ企業達)
21社が取り上げられているので、その中から面白そうな会社をピックアップしています。
14. Omnipresent
HP https://www.omnipresent.com
The company aims to help businesses onboard and manage their remote employees across the globe with a SaaS solution. This solution handles things like pay, compliance, HR, international compliance and more.
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同社は、SaaSソリューションを活用し、企業が世界中のリモート従業員を受け入れ、管理できるようにすることを目指している。このソリューションで、給与、コンプライアンス、人事、国際雇用問題などに対応する。
いわゆる「越境リモート採用」のスタートアップで、大きく資金調達したことで知名度も上昇してきています。
クライアント企業の「国際人材採用」を代行し、その「国際人材」がリモートで働けるように「人材とクライアント企業」を繋ぐというサービスです。
リモートで雇用して、給与の支払いや福利厚生の提供や、従業員が住んでいる国の法律に準拠した働き方をアレンジしていて、世界160カ国でサービス展開しているとのことです。
クライアント企業からすると、現地法人を設立せずに、海外の優秀な人材を雇用することができるし、その国の法律に準拠した様々なインセンティブ設計も可能なようです。
HPを見てみると、リモートで採用した従業員に対して、Omnipresentのサービスを通して下記のようなことも可能なようです。
・Probation(仮採用/試用期間)
・Leave management(休暇の管理フォロー)
・Expenses(経費管理・精算)
・Termination(解雇管理)
要するに、どの国からどんな言語でも良いので「必要な人」を【採用】できて、その人を会社に【導入(オンボーディング)】させて、【動機付け】と【管理】も出来る。さらには【解雇(オフボーディング)】の支援もしてくれる、という感じですね。
会社の側から見ると、とてもニーズのありそうなサービスに見えました。
ただ「多様な国・地域・人種・言語に対応している」と言っている割には、サイトの言語が「英語のみ」だったのが、イギリスっぽくて笑ってしまいましたけどねw
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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