
はい。ご質問ありがとうございます。えー、60代以上で経営者の方からご質問いただいてます。ときどき拝聴させていただいており、お三方の掛け合いを楽しませてもらっています。海外ジャ…在住の経営者です。日本は失われた30年が、もはやそれ以上にトチュ…突入している最中です。私は、この間もっと女性の政治家がいたら、日本は変わっていただろうと思います。安田さんに質問です。日本経済が今後もっと顕著によくなっていくためには、なにをどうカン…変えるべきだと思われますか。です!以上でーす。噛みました。

「この30年に女性の政治家がいたら、日本はもっと変わってただろう」と。いろいろ見方あると思うんですけど、たとえば戦争とかね、あるじゃないですか、「ここは俺の土地だ!」みたいなね、いま、ロシアとウクライナでもめてますけど、ああいうのは、「国のトップが絶対女性じゃなきゃいけない」っていうルールでいったら、驚くほど減るんじゃないかなって気がします。

まあ、女性でも歴史上ね、すごいひどい人とか凶暴な人とかいたみたいですけど、なんとなく、でも、イメージ的にやっぱり、女性をトップに据えるっていうルールをつくっちゃえば、一瞬で戦争とかなくなるんじゃないのかなって思いますね。

そうなんですよ。だから、あれも、もしかしたら体力とかが関係してんのかもしれませんけど、たぶん向き・不向きみたいなのがあって、領土を拡大してガンガン奪い合っていくときは男のトップでいいと思うんですけど、「世の中、平和に生きていこうよ」っていうときには女性トップのほうがいいんじゃないのかなって気がしますね、僕は。

あとは、この方のご質問の、「日本経済が今後顕著によくなっていくために、なにを変えるべきか」っていうのは、正直いって僕、「日本」っていう単位で考えたことが、あんまないんですよね、経済を。それ自体が、もう、なんか時代遅れなんじゃないかって気がして。日本だけを経済的によくするなんていうことは、もう無意味なんじゃないかなと思うんですよね。

そうすると、やっぱり心の豊かさみたいなものと、貧富の気持ちよさみたいなので、ちょっとちがってですね、金持ちの快楽みたいなもんって、貧乏な人がたくさんいないと、たとえばポルシェに自分が乗ってても、全員がポルシェに乗ってたらカローラみたいなもんなんで、べつにうれしくないわけですよ。

だから、貧富の差が快楽をもたらしているわけですけど、もう、そういう時代はそろそろ終わりで、それよりはもうちょい、こう、なんか、みんなで穏やかに豊かに生きていくほうがいいんじゃないの?みたいな時代になるのかなあっていう、そういう意味で“女性制”が必要な時代かなあと思うんですけど。

国とか国家のシステム自体にも“賞味期限”みたいなものがあって、人間も年食って、60になっても70になっても「若者と同じように」みたいな気持ちは、まあ、わかるんですけど、なんか、ある意味、すごい、見ていて、ちょっとかわいそうになってくる部分もあるじゃないですか。

悪いことじゃないと思うんですよ。年食ってだんだんと枯れていき、廃れていくっていう。日本も平均年齢も高いし、国としての成熟期を超えて衰退期に入ってるっていう、それはべつに悪いことじゃなくて、そういう時期なんだってことで。

そうなんですよ。だから経済でいっても、生きていくために最低限必要な衣食住とか、教育とか、医療みたいなものは、世界・人類全体で、基本的人権は世界共通にすべきだと僕は思いますし、さらに、それ以上にお金持ちになりたいとか、なにか手に入れたいっていう人はがんばりゃいいんで、それを選択できるっていうのが豊かさなんじゃないかって気がしますね。

なるかな。僕は逆に、より自分の好きなこととか得意なことをやって、好きな地域に住んで、いまだったら、日本に生まれたら「日本人」って決まってますけど、「なんかイタリアのほうが合うんだよね」っていう人はイタリアに住めばいいし、もうちょっと個性が発揮されるようになるんじゃないかと思いますけどね。

むずかしい(笑)まず、「衰退するのは悪いことじゃない」っていうのは、結構私は響きました。そして、「日本」で考えることも「経済」で考えることも、今後はあんまりナンセンスなのではないかということで、世界共通の豊かさを求めていきたいですね、っていう感じですかね。
*本ぺージは、2022年11月9日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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