その218「誰も自分の話を聞いてくれないと感じている人たちへ」

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

「誰も自分の話を聞いてくれないと感じている人たちへ」

誰も自分の話を聞いてくれない・・・

って感じるとき、たまにあるのですが、よくよく考えてみると、誰にも(詳しく)話していなかったりしません?(苦笑)
「どうせ話しても無駄」などと勝手に決めて話さなかったりね。
ところが、そのとき、脳内で何が起こったのか、「誰も自分の話を聞いてくれない!」と変換されるときがあるんですよね。
そして、拗ねちゃうw
あぁ、人って面倒臭い生き物ですよ、全く。

脳は、頭の中で思い描いたことと、現実の区別がつかないらしいので、自分から何も発言していない現実ではなく、「誰も話を聞いてくれない」という思い込みの方を現実と感じてしまうのでしょうか。
周りの人はいい迷惑ですけども・・・

仕事であれば、プロジェクトで自分が期待していたのと違う方向に進み出したとき、アイデアがあったとしても、「どうせ提案しても無駄」と引っ込めてしまう人っていますよね。
別にいいんですけど、それで、いい年して拗ねたりするので、正直面倒くさいです(苦笑)
「私はこの会議以前は、こんなことを考えていましたが・・・現時点ではプロジェクトの方向とは少しずれてきていますか?」と確認すればいいだけのことなのですが。
それができない人はめちゃくちゃ多いです。
もちろん、黙っていてもいいのですが、それは「誰も話を聞いてくれない」ではなく、「何も発言していないだけ」と事実を受け止めましょう。

僕なんて社内では青臭い理想論ばかり言うから、「現場はそれどころじゃない!」「理想ばかりを追っていたら現実が立ち行かなくなる…」「現場を知らずに好き勝手言うなよ」って反応をされます。
つまり、基本はノーリアクションですよ。
でも、理想を追わない限り、現実がより良くなるなんてあり得ませんからね。
どんなに聞く耳をもたれなくても、しつこく青臭いことを発信し続けないといけません。
「誰も自分の話を聞いてくれない」というのは、僕みたいなケースを言うんですよ!

・・・涙

 

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著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

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