母から受け継いだ指輪をネックレスに、片方なくしたピアスをペンダントに、思い出の詰まった2つのリングを溶かして1つに――。魔法のようにジュエリーを生まれ変わらせるジュエリー修理・リフォーム専門店「Refine」(リファイン)。代表の望月信吾さんに、お客様に感動を届けるジュエリーリフォームの魅力、そして波乱万丈な人生についてお聞きする対談企画です。
第46回 労働力不足を支える地域の助け合いコミュニティ

そうなんです。しかも補修作業のための労働力が確保できるのかという別の問題もあって。外国人労働者や定年の延長、専業主婦だった人が働き始めるなどでなんとか維持してきた労働力も、2027年頃には限界を迎えると言われているんです。

そうそう。それもどこかで限界が来るでしょうし、そうなったらもうご近所同士で助け合う以外にないと言われてますよね。前回お話した「コミュニケーションインフラ」としての役割なんて、まさにその中心になると思うんです。

Refineにいらっしゃるお客様の、得意なこととお困りごとをつなぐという話でしたね。なるほど、それがご近所同士の「助け合い」のサポートにつながると。

そうですそうです。例えば電球交換を「やってもいいよ」という人と、「やってほしい」という人をつなぐ。専門の業者さんに頼むと出張費や手数料などで何万円もかかってしまうところが、ご近所同士なら安い金額で助け合えるわけです。
対談している二人
望月 信吾(もちづき しんご)
ジュエリー工房リファイン 代表
25歳で証券会社を退社後、父親の経営する宝石の卸会社に入るが3年後に倒産。その後独立するもすぐに700万円の不渡り手形を受け路頭に迷う。一念発起して2009年に大塚にジュエリー工房リファインをオープンして現在3店舗を運営。<お客様の「大切価値」を尊重し、地元に密着したプロのサービスを提供したい>がモットー。この素晴らしい仕事に共感してくれる人とつながり仕事の輪を広げていきたいと現在パートナー募集中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。