“生粋の商売人”倉橋純一。全国21店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第135回 万代がトップダウンを貫く理由

今日は組織論について伺いたいんですが、倉橋さんのXを見ていると「社員皆で作っている」ようにも見えるし、一方で「自分が決めないと進まない」というトップダウンのようにも見えます。ご自身での理想はどちらなんでしょう?

独立志向が強くてボトムアップでやりたい人を採用し、彼らが独立していくことを許容できるなら、ベンチマークしてもいいと思います。でも僕らは現場のノウハウを蓄積して長くビジネスを回していく会社ですから。モデルが違うのに真似をしてもうまくいかないだろうと。

ええ。目指しているのはそのスタイルです。いわゆるマイクロマネジメントですね。棚の商品が乱れていたら自分で直すし、ゴミも拾う。1から10まで自分で決めて徹底的にやる。柳井さんの会社の問題解決力はすごいですよ。

なるほどなぁ。「チラシの文字の大きさまで指示する」なんて伝説もありますが、そこまでトップが管理すると、「社長がいなくなったら終わり」というリスクもありませんか? 孫正義さんなんかもそうですが、後継者がなかなか定まらないという。

それでいうと、柳井さんなんかその究極で、絶対に夜の会食をしないらしいんですよ。朝早く来て、翌日の仕事のために夕方にはスパッと帰宅する。僕はまだそこまで徹底できていないので、中途半端だなと反省しますよ。

いやぁ、1兆円売る人と比べるとやっぱり違いますからね。今の万代の規模なんて、グローバルな視点で見ればまだ子どもみたいなものですよ。
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。


















