「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第173回 ペイント王・久保社長の魅力を徹底考察!

とは言え、正直「ここはちょっとどうなの?」みたいに感じられてしまうような人でもあるなって思っていて(笑)。距離がある私なら笑って見ていられるけれど、一緒に仕事するとなるとなかなか大変なんじゃないかとも思っていて。職場の久保さんってどんな感じなんですか?

ええ。現場監督のお仕事って、塗りが甘かったり汚かったりするところを厳しくチェックするのはもちろん、現場が散らかっているだけでもしっかり言っていかなければいけないんですよね。でもなあなあな関係性の相手だと、「まあこれくらいやったら、わざわざ指摘して空気悪くせんでもいいか」って、指摘できなくなるんです。

まさに仰るとおりで。ペイント王では施工から2年・5年・10年で定期点検をしているんですが、最近、久保さんが現場を離れていた時期に施工した工事の手直しがちょこちょこあって…。そういう経緯もあって、今は会社の規模を少し縮小するけれど、何よりも品質を大事にお仕事をしよう、という流れになりました。

あぁ確かに。『マメノキカンパニー』の立ち上げも早かったですもんね。

会議でも自分からはほとんど発言されないので、あえて私から話を振ったり、スタッフの悩みを聞いてあげた上で久保さんに情報共有をしつつも最終的に「久保さんが解決してくれた」ように演出してあげるとか(笑)、そういった「影のフォロー」みたいな役目を引き受けるようにしています。

そうですね。人間誰しも長所も短所もありますから。例えば久保さんって喜怒哀楽がハッキリしているし、ちょっと子供っぽい一面もあるんですよ(笑)。でもそういう「人間らしさ」が見えている人の方が、私は好感が持てるんです。

そうなんですかね(笑)。でもやっぱり私の中では、パッと面接にきたどこの馬の骨かわからんような若い女の子に、会社カードをポンと渡して経営を任せてくれた久保さんの信頼を裏切りたくないし、貢献したいし、恩返しをしたい、というのが根底にあるんですよね。だからこそ久保さんの苦手なところをうまくフォローしながら支えていけたらなと思っています。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

















