第175回 他人のせいにしない生き方が、より良い人生を切り拓くカギ

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第175回 他人のせいにしない生き方が、より良い人生を切り拓くカギ

安田

今日は日本人がどうやったらもっと豊かになれるのか、中辻さんと一緒に考えていきたいと思います。というのも、日本人って結構真面目に頑張っているのに、年収は全然上がらないじゃないですか。もし中辻さんが総理大臣だったら、どうやって日本人の収入を倍増させますか?


中辻

うーん、やっぱりまずは子どもの数を増やせるような施策を考えるかな。このまま少子高齢化がどんどん進んでいくと、当然、働き手もどんどん減っていくじゃないですか。そうするとただでさえ少ない若者世代にますます負担がかかりますよね。特に税金が…。

安田

実際、今の20代や30代の手取りが減ってしまっているのは、まさにそこが原因ですからね。


中辻

ですよね。昔は真面目に定年まで働き続けていれば、ある程度の年金が約束されていて、派手な暮らしをしなければそれなりに暮らせていた。でも今の状態ではそんな将来、思い描けないじゃないですか。

安田

確かに確かに。昔は日本の人口もどんどん増えていたから働き手も多くて、税金もしっかり納められていた。それこそ「たくさんの若者で高齢者を支える」という図式が成り立っていましたからね。


中辻

そうそう。でも今は定年後の高齢者を支える人が足りなすぎると思うんです。さらに言うと、生活のために定年後も働き続けなくてはいけないケースも増えている。

安田

言われてみると、工事現場とかドライバーとか、結構高齢の方を見かけますもんね。


中辻

そうなんです。でも高齢者の方ってどうしても判断力が鈍ったり俊敏性が衰えたりするわけで、結果事故に繋がってしまったりする。なかなか難しい問題だと思います。

安田

なるほど。そういう意味でも、日本人が豊かになるための第一歩としては、まず国として「若返り」が必要だということですね。とは言え、少子化をストップさせることって、日本に限らずどこの先進国にとってもかなり難しい問題だと思いませんか?


中辻

私としては、子どもの数を増やしたいなら、結婚して出産しても女性が働き続けやすい会社を増やすべきだと思っています。そしてそれには当然、保育園や幼稚園の数も充実させておかなくてはいけない。1つひとつが独立した問題ではなくて、全てが繋がっているんじゃないかなと。

安田

ふむふむ。確かに国が主導で制度を整えていくべきだということはわかります。でも一方で、何から何まで他人に依存しすぎな人も多い気がしていて。「もっと自分の人生のリスクを負わないと、収入も増えないんじゃないの?」って思っちゃうんですよ。


中辻

あぁ、わかる気がします。とりあえず誰かがどうにかしてくれるやろ、って思っている人、いますよね。

安田

そうそう。中辻さんはこれまで、若くして出産したり離婚したり転職したり…と、人生の中で大きな決断を迫られる場面が何度もあったと思います。それって全部、ご自身でリスクを取って決断されてきたわけですよね?


中辻

はい、そうですね。

安田

そんな中辻さんから見ると、他人に依存しすぎな人たちをみると「そんなリスクを回避してばかりなのは、甘いんじゃないの?」と思いませんか?


中辻

うーん、日本人ってどうしても保守的というか、変化を嫌う人が多いと思うんですよ。現状維持でいいやって。で、そういう中で他人と違うことをしてしまうと、「何やってんの?」って思われてしまう。

安田

出る杭は打たれる、というやつですね。じゃあ中辻さんのように、自分でリスクを背負って生きていくやり方だと、周りからちょっと浮いてしまって生きづらかったりするんですか?


中辻

それはありますね。『ペイント王』にいた時なんかは、めちゃくちゃ浮いてましたもん(笑)。勤務時間中なのにすぐタバコ吸いに行ってダラダラしている人ばっかりの中で、会社の役に立ちたいという一心で必死で働いて、それを周りの人にも強要してましたから(笑)。

安田

でもそこで皆に同調してダラダラ仕事していたら、いつまでたっても年収は上がっていきませんもんね?


中辻

そうですね。やっぱり私は「全ての結果の責任は自分にある」っていう考えはすごく重要だと思っていて…。

安田

「自責思考」ですね。


中辻

ええ。例えば私が入社した当時のペイント王って、久保社長がいない日は適当にダラダラ仕事する、みたいなのが結構当たり前に起きていて。でも私はそれがすごい嫌で、そういう雰囲気を絶対変えたいと思って「そういうの、やめませんか?」って言い続けていたんですね。結果、それで嫌われたり嫌がらせをされたりもしたんですけど、自分の責任やしな、と納得していました。

安田

ははぁ、すごいなぁ。その強いメンタルってどうやって身につけたんですか?


中辻

「身につけた」というよりも、それまでの人生の中で「自分で決断」しないといけないことが多かったからだという気がします。若い頃から妊娠・結婚・離婚など、誰かのせいにはできない決断を、自分でせざるを得ない環境にいましたので。

安田

素晴らしい。きっと中辻さんと同じような人生を歩んでいても、全部他人のせいにして生きている人も多いと思いますよ?


中辻

そうですかね。まぁ他人のせいにしても始まりませんからね(笑)。自分の未来は自分の行動で変えていくしかないんだと思います。

安田

なるほど、結局は「自分次第」だと。年収を上げたいのであれば、国に依存しすぎることなく、まずは自分で行動に移していくべきなんでしょうね!


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

Twitter

1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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