GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜【vol.009】

アイルランド、Siliconrepublicが注目する「テルアビブ(イスラエル)のベンチャー23社」を紐解いてみる(第2回)
著者:小出 紘道

前回から、Silicon Republicというwebメディアから、イスラエルのベンチャー企業を紹介した記事を見ています。

イスラエル第二の都市、テルアビブのstart-up特集です。

(記事URL) https://www.siliconrepublic.com/start-ups/tel-aviv-startups-2018

 

23 amazing start-ups from Tel Aviv to watch
→テルアビブ発の注目ベンチャー23社

 

前回は、完全自動管理のドローン運営会社、Airobotics(エアロボティクス)社を見ました。今回もテルアビブのstart-upを1社PICK UPしました。

 

Sweet Inn(スウィートイン)

記事の文章が少しわかりにくいのと、一部間違っている(と思いますw)ので、公式サイトから文章引っ張りました。要はホテル予約サイトです。

(公式サイトURL) https://www.sweetinn.com

—公式サイトより原文

Rent an apartment, be treated like a hotel guest.
→apartment(アパートタイプの部屋)を借りて、ホテルに泊まるようなサービスを受けよう!

When you rent a Sweet Inn apartment, you get the free-spirit independence that comes with an apartment, but you are also our guest. We’ll take care of you, like they do in a hotel.
→ Sweet Innでアパートタイプの部屋を借りると、アパートタイプなので「自由」で「独立的な」気分を味わえる。でも、お客様は皆ゲストなので、まるでホテルにいるかのようなサービスを受けられる。

動画を観るとイメージしやすいです。

要は、ヨーロッパのアパートタイプの部屋に泊まって、現地で日常生活を送るように生活できるというアパートタイプの良さと、「フロントスタッフ」「ルームサービス」「ハウスキーパー」「アメニティ」といったホテル独自のサービスの良さ、を両方提供しますよ、というコンセプトです。

彼らは自社で高級なアパートを主要都市各地に確保していて、それをair bnbみたいな形で貸し出すのだけど、そこには専門のサービススタッフが常駐している、というイメージですね。

世界の宿泊関連トレンドは、ご存知の通り変化しつつあります。

-ホテルから民泊に顧客の移動が起きている
-通貨安の国または、インバウンドに力を入れている国への世界各地からの旅行者訪問数が増加している
-より「コンセプト性」の強いホテルやアパートメントを求める旅慣れた顧客が増えている

これらを踏まえ、ホテルと民泊(air bnb)の中間領域を埋めるような、Sweet Inn型のサービス提供は、日本でも十分にあり得ると思います。

日本で展開できそうなビジネスアイデアを考えてみます。

 

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