こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
文章と本人の乖離をなくしたい金子亜佑美です。
安田佳生です。
うー……難しい。
乖離があるんだ?
文章と?
言ってたじゃないですか。Twitterで話す言葉と私本人に会ったときの自分の感じが全然違うっていう話があって。
ほぉほぉほぉ。一致させたいんですか?
なんか一致させたいなあと思って。
一致してる人、あんまいないんですけどね。
そうですか?
うん。
……。
(笑)
はい、じゃあ質問にいってください。
はい、すいません。30代・Webエンジニアの方からご質問いただいてます。これまでITシステムコンサルタント・Webエンジニアと正社員として組織に所属しながら副業で少々の収入を増やしてきましたが、エンジニアプラス何かの知識を切り口にして仕事の幅を広げていきたいと考えています。皆様から見てWebエンジニアに対する印象と面白い知識の組み合わせを教えていただけたら幸いです。よろしくお願いします。ということです。
難しい質問ですねぇ~。
うーん。
うーん。
栃尾さんはIT得意なんですよね。
IT?(笑)まあ、ITのエンジニアでした、はい、たしかに。
そうですよね。
はい。
で、Webエンジニアさんは栃尾さんがやってたのとは違うと。
そうですね。私は基幹システムのエンジニアだったりしたので。でも、ITシステムコンサルタントっていうのは多分一緒です。そんな感じの名前でした。
それは「こういうシステム作ったら、こんな便利ですよ」っていうことを教えてくれる人ですか?
コールシステム??
え?
こういうシステム?
こういうシステム。
あ、すいません(笑)お客さんから「こういうシステムを作りたい」みたいなニーズがあって、それを細かく要件を落としていくような感じですかね。
それをシステムコンサルタントと言うわけですね。
はい。私はそういう仕事でした。
あ~そうか、「何ができる」とかっていうのを提案できるから?
そうそう。
で、Webエンジニアっていうのは実際に作る人ってことですかね。
うーん、ITのほうが領域が広いので、Webっていうことで狭まれてると思いますけど。
なるほど。
「作る人」っていうことだと思います。
すげー。
どうなんでしょう、「Webエンジニアに対する印象」ってありますけど、あんま印象ないんですけど。だから、Webエンジニアなのか、普通のシステムエンジニアなのか、ごっちゃになってるかもしんないんですけど。「何人工」とかよく言うじゃないですか。
何人工?
つまり、「何人が何時間かけてそのシステムができるのか」みたいな。だから、技術とか専門知識とかがあって時間でお金稼いでる人っていう、そういうイメージですかね。
見積りのときに工数で決めますからね。
あ、そうなんだ。
そうですよね。
へぇ~。でも、その人その人で工数って変わりますよね。
ホントはね。
あ、関係ないのか。
一応、でも、レベルはちょっと見るんじゃないですか、多分。
へぇ~。
あとは「ホームページ作ってくれる人」みたいなイメージですかね、Webエンジニアと言われたら。
たしかに。
うん。そんな感じだと思うんですけど。
ちょっと知的な感じで、お洒落な部屋でパソコンに向かってカチカチやってる人っていう。
そういうイメージですかね。
ラフな格好でね。
そうそう!Tシャツにジーパンで。
たしかに。
でも、よくわかんないですね、これっていうのが。だから、Webエンジニアってもしかしたらものすごい幅広いのかもしんないですよね。
そうですね、多分ね。
そこをもうちょっと絞り込んでくれないと、「面白い知識と組み合わせ」って言われても組み合わせの元のほうが見えないですけど。だから、なんでしょう、「ホームページとか作れちゃうよ」とかいう人なんであれば、何とでも組み合わせできそうな感じしますけどね。
そう思います。
あと、「面白い知識」っていうのがあれですね、怖いところというか、誰が「これすげえ面白い」って言っても、その人からしたら「そんな面白くない」みたいのあるじゃないですか。
(笑)
「面白い」の言葉の定義?
そうそう。「面白い!」っていうのが。
私が知ってる人の話してもいいですか?
はい。
デザイナーさんで、元々デザイナーに面白い知識を組み合わせてビッグウェーブに乗った人がいるんです。
おぉ~!
デザイナーに面白い知識?
はい。小倉ヒラクさんっていう人なんですけど、その人は発酵にハマっちゃったんですね。
発光?
発酵。
光るやつ?
違います。菌とかが……
光るやつだ。
繁殖するやつ。
ああ、そっちか(笑)
あぁ~、はいはいはい。
キムチとか味噌とか。
納豆のやつですね。
納豆です。発酵にハマっちゃって、「発酵デザイナー」って名乗り出したんですよ。
ほぉ!
おぉ~!
そしたら、発酵って市場の額にして出版よりよっぽど大きかった……って、数字忘れちゃったんですけど、発酵市場っていうのが全国でものすごかったんですって。動いてる金額がすごいと。
へぇ~。
あ、そういうことか。
そう。で、発酵に関するデザイナー仕事がガツガツ来るようになり上手くいったって言ってました。だから、多分Webエンジニアの人があんまり入れてないけどドデカい市場みたいなやつが。お酒とかも発酵なんですよね。だから……
お酒は、でも、いっぱい色んな人が絡んでそうですけどね。Webからはものすごい程遠いような世界ですよね、きっと。
そうですそうです。
何でしょうね、じゃあ。
何だろう?
多分、市場の牌がデカいやつが見つかったらすごいんじゃないですかね。
それでいて市場の牌がデカい。
そして自分の好きなこと。
そうそう。
何なんでしょう。ダンゴムシ生態研究とか?(笑)
(笑)ダンゴムシ、たしかに数は多そう。
マジか。そんな市場デカい?(笑)
(笑)
市場はデカくない。金額はあんまり動いてない(笑)
2,000円ぐらいな感じしますね、なんか。
(笑)
(笑)
どうなんでしょうね、でも、そういう意味では、知識っていうよりはマーケットとの組み合わせですよね、それってね。
あ、そうですよね。
マーケットか。
なんでこの人は知識と組み合わせたいんですかね。
スキルってことなんですかね。
「何かの知識を勉強して、そこの専門のエンジニアになりたい」みたいな、そんな感じなんですかね。
あぁ~なるほど。
どうなんですかね。
でも、それはつまり「これやったら儲かんじゃないか」ってことですよね。
ですよね。「仕事の幅を広げていきたい」って書いてますね。
あんまそういう見つけ方は良くないんじゃないかなって気が僕はするんですが。
儲かる方向が?
はい。
好きなことが良いってことです?
好きなこととか、自分が興味あるとか得意だとかいうところを深掘りしていけば自ずと見つかりそうな気がすんですけど。多分、これ、学生さんが「これから儲かる業界教えてください」って言うのと一緒だと思うんですよ。結果的にその発酵の人も発酵が上手くいったのかもしんないですけど、いかなかったかもしんないし。
最初に「超好きでハマった」っていうのがあっただけなんですよね。
なんかそっちのほうが大事な気がしますけどね。
あと、「好きで調べていくと途中で飽きるタイミングとかがあって、深いやつっていうのは飽きないでどんどん調べられる」ってその人は言っていて、深いってことは市場が大きいみたいなことに繋がるかもしんないなって思いました。
なるほど。
は~なるほど。
「いくらでも調べられる!」みたいな。
金子さんが最近ハマっている瞑想とかは良いんじゃないですか。瞑想エンジニア。
瞑想エンジニアはヤバいっすね。
たしかに深い。
瞑想しながら……
コーディング?(笑)
コーディングして(笑)
魔法みたい(笑)
「正常な状態では作りません!」みたいに。
すごいリラックスして。
神がかってますね(笑)
神がかってますね、はい。
ヤバいですね。
「降りてきました」とか言って(笑)
楽そうっつーか、すごいスペーシーなものができそうですね。
ね。
修行が要りますからね、瞑想するために。
遠いって意味では、チベットのお坊さんとかネットとかやってなさそうなんですけど。
たしかに。
あ~、宗教とか。
宗教家とか。
たしかに宗教と全然親和性が感じませんね。
感じませんね。
うん。良いかも。
僕、個人的には最近モウセンゴケにハマってまして。
マジか。コケ?
コケ?
虫食べるやつね。
虫食べるやつ?
虫食べるんです、コケが。
へぇ~、知らない。
コケが!?
コケが。
こういうやつですか?
違います。
あ、違うんだ。へぇ~。
それはハエトリソウですね。パカッてやるやるね。
あ、ハエトリソウ。
くっつくんですよ。ネバネバ液が出てて、ペタッとくっつくとそのまま体液を吸い取られてしまうっていうね。
アリとか食べるんですか?
アリとかハエとか色々食べるんですけど、それをWebエンジニアとどう結びつけんの?はわかんないですけど。
菌類とか、そういうことなんですかね。南方熊楠みたいですね。
菌とは違いますね。あれは粘菌ですよね。
ああ、粘菌か。菌と違うのかコケは。すいません(笑)
(笑)
(笑)はい、じゃあ、おまとめをお願いします。
(笑)
ちょうどいい(笑)
どうしよう。稼ぐためっていう目的は、書いてなかったですけど、もしそういう目的だったらそれはやめていただいて、好きなことをやってみたら、そしてWebエンジニアとまた全然違う、真逆っていうか遠くにあるようなものと組み合わせてはいかがでしょうか。
「自分はこれ興味あるけど、こんなのマーケットないよね」って思うようなことが意外と良いんじゃないかなっていう気がします。
はい。
おぉ。
ということで、本日は以上です。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2018年9月12日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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