「ついに人生の本質に辿り着いた!」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第510回「ついに人生の本質に辿り着いた!」
と語る安田。
その本質は人生を楽しむことだそうです。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

キャンプ、ボルダリング、釣り、サイクリング、ひとり焼肉……やりたいことがいっぱいあります!金子亜佑美です!

安田

安田佳生です。

栃尾

まだやってないの?

金子

まだやってないです(笑)

栃尾

そっか(笑)早くやりたいね。

金子

ね。やりたいですよ。

栃尾

うんうん。

安田

え、やりたいんですか?ほんとに。

金子

結構やりたい。

栃尾

やりたがってる(笑)

金子

やりたがりです、やりたがりです、はい。

安田

僕、もう、あんまやりたいことがなくて、「どうやって残りの人生を生きていくか」ということを最近まじめに考えてるんですよ。

金子

おお。

栃尾

そうなんですか。

安田

うん。

金子

やりたいことがないんですね。

安田

やりたいことない。うーん、なんかね、やっぱ年を取るとだめですね。

金子

……どうしたんですか(笑)

安田

やりたいことがないっていうかね、まあ、これはたぶん人間みんな一緒だと思うんですけど、「やったあとどうなるか」っていう想像がついちゃうわけですよ。

栃尾

あ~、なるほどなるほど。

金子

えーっ!

安田

だから、「やって、すげー楽しいんだろうなあ」っていうふうにはならなくて、「まあ、たぶんこんなもんだろうな」みたいな。

金子

ああ、なるほど!

栃尾

うんうん。私、コンビニスイーツとかそうですね、最近。

安田

ほお。

金子

えーっ!

栃尾

昔は新製品が出るたびにすごい食べたかったんだけど、いまは食べたあとの感想がわかるっていうか(笑)

安田

「こんなもんだろう」と(笑)

栃尾

「こんなもんだな」って(笑)

金子

えーっ!!

栃尾

「おいしい。まあ、たしかにおいしいおいしい」みたいな(笑)それで、あんまり食指が動かなくなっちゃいましたねえ。

金子

いやあ、なんか2人とも達観してますね。

栃尾

まあ、年を取るって、そういうことなのかもしれない(笑)

金子

なるほど。そういう感じなのかなあ。

栃尾

はい。

安田

ね。それでね、今日のテーマはですね、「人生を楽しもう」というテーマなんですけどね。

栃尾

おお。

金子

うん。

安田

これは、僕、最近自分に言い聞かせて生きてるんですけど。

金子

おっ。

安田

「とりあえず人生を楽しむか」と。もう残り少ないし、今回で人間終わりなんで。

栃尾

(笑)

金子

うん(笑)人間終わりだしなあ(笑)

安田

そう。楽しむしかないよなあと。

栃尾

なるほど。いいですね、でも。

安田

たぶん、楽しむために「人間ランド」に来てるわけです、われわれ。

栃尾

はい。

安田

ね。

金子

うん。

安田

ディズニーランドに行って、ディズニーランドのよくないところをあげつらって帰ってくるっていうのは、非常につまんないじゃないですか。

栃尾

うん。

金子

うん。なるほど。

安田

ね。「フリーフォールとかいって、上から落ちてるだけじゃん」みたいなね。

金子

(笑)

栃尾

たしかに、しらけちゃったら(笑)

安田

「そんなもんに金出して、どうなってんだよ」みたいな。

金子

ははははは(笑)

栃尾

斜に構えて?(笑)

金子

斜に構えるの下手くそですね(笑)

栃尾

はははははは(笑)白々しい、みたいな?(笑)

金子

白々しい(笑)

安田

白々しい?(笑)

金子

……まあまあ、なるほどねえ。

栃尾

なるほど。

安田

なーんか、こう、いろいろあるじゃないですか。だからね、食べ物が高いだのまずいだの、「どうせ着ぐるみとか中に入ってんの人間だろ」みたいなのとかね、「ビッグサンダーマウンテン、真っ暗とかいいながら光漏れてんじゃんかよ」みたいな。

栃尾

(笑)

金子

下手だなあ(笑)

安田

ちょっと上手くなった?(笑)

金子

いやいやいや(笑)

栃尾

(笑)

安田

下手ですわ(笑)

金子

まあまあ……はいはい。なるほどねえ。

安田

まあ、でも、生きててね、文句ばっかり言う人いるじゃないですか。

栃尾

うん。

安田

たしかに、この世は自分にすべて完璧にいいことばっか起こんないし、不運なこともあるし、不安もあるし、いろいろあるわけですよ。

金子

うん。

栃尾

はい。

安田

それもひっくるめて楽しまないと、ディズニーランドに来た意味ないじゃんと。「たしかに着ぐるみだけど、それはいまは忘れようよ」と。

栃尾

うん。

安田

ということなんですよ。

栃尾

身に染みました。

金子

うん、いいですねえ。

安田

せっかく人間ランドにわれわれ来たんで。高い金払って来てるわけですよ、人間ランドに。

栃尾

うんうん。

金子

うん(笑)

安田

でも、確実に1日1日、退園しなくちゃいけない閉園時間が迫ってるわけですよ。

金子

うん。

安田

ね。だったら、まあ、せっかくだったら楽しもうかってことでですね。

栃尾

うん。

安田

うん。よろしいですか?ここまでは。

金子

ここまでは大丈夫。

栃尾

はい(笑)同意です(笑)

金子

大丈夫でした、はい。

安田

ご賛同いただいたということで。

栃尾

はい。

安田

だから、不安とかも、たとえばディズニーランドで、暗いところもなく、怖いものもなく、一切なんもなかったらですよ、楽しくないわけですよ。つまり、恐怖自体もアトラクションの一部なわけじゃないですか。

栃尾

うんうん。

金子

あーそうか。

安田

そのディズニーランドのさらによくできたやつが「人間ランド」なんですよ。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

わかります?ディズニーランドはしょせん被り物じゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うんうん。

安田

でも、人間ランドは被り物だということをバレてないわけです。

栃尾

うんうん。

金子

うん。

安田

「ほんとにこれがすべてなんだ」と信じ込んでる人の集まりなわけですよ。「この世界で起こることがすべてなんだ」と。だから、「俺はほんとに運が悪いんだ」とか、「俺はほんとにだめなんだ」とかを信じ込んでるわけですよ。

金子

うん。

安田

だから楽しいわけですけどね。だから、よくできたディズニーランドなんです。ディズニーランドの完璧バージョンなんです、人間ランドというのは。

栃尾

なるほど。

金子

うん。

安田

僕がもし人間ランドをつくってる側だとしたら、当然のことながら、すべてうまくいったら面白くないじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うお。

安田

ね。

金子

うん。

安田

最近、朝ドラでね、沖縄の兄弟が出てくる朝ドラやってるんですけど。

金子

ほぇー。

安田

そこにね、ものすごい働かない、どうしようもないお兄ちゃんが出てくるんですね。

栃尾

ふーん。

安田

うちの奥さん沖縄の人なんで、「こういうお兄ちゃんがいるからだめなんだ」って言うんですけど。

金子

へぇー(笑)

安田

でも、脚本家としたら、これ、家族みんなが働き者でいい人だったら、物語にならないじゃん、っていう話をしてたんですけどね。

金子

そっか。

安田

それと一緒で、人間ランドも、たぶん本当にハッピーでみんながうまくいくと、すごいつまんないんだと思うんですよ。

栃尾

うん。

安田

だから、せっかく高いお金もらって人間ランドに招待してる以上は、心地よい不安とか後悔とかを、ちりばめてあげないといけないわけですよ、アトラクションとして。

栃尾

はい。

金子

なるほど!

安田

それもひっくるめて、人生を楽しまなきゃいかんなっていうことなんですよ。

金子

ふーん、そういう楽しみか。

安田

そう。不安はゼロじゃいかん。だけど、押しつぶされそうなぐらいの不安は、これはやっぱりいかんと。

金子

うん。

安田

これはアトラクションでいうと、ディズニーランドの乗り物が壊れてケガしちゃうみたいなもんでね。

栃尾

うん。

金子

あ~、よっぽどですね。

安田

ね。怖いのはしょうがないけど、実際ケガさせたらだめだろうってことなんで。だからね、不安もコントロールしないといけないと思うんですね、人生楽しむために。

栃尾

はい。

安田

心地よき不安は受け入れる、そうじゃないのは完全無視。

栃尾

……。

金子

……うーん。

安田

……なんか、ちょっと納得いただけてないようですが。

栃尾

(笑)

金子

ははは(笑)なるほどねぇ。

栃尾

たとえば、めっちゃ不安になって押しつぶされそうになってるっていうのも、それはそれで人間ランドの楽しみ方なのかな、っていうふうな考え方ではないわけですかね。

安田

いや、それもあります。

栃尾

あ、それもあります?

金子

それもあるんだ。それもあった。

安田

たとえば胃に穴が空いて病気になっちゃうっていう、それで短い寿命を終えてしまうというのも、もしかしたら人間ランドの楽しみ方かもしれないなと思ったんですよ。

金子

そぉーかぁ!私、あんまり最近不安がないので、だーからつまんないんだ!

安田

おっ。

栃尾

つまんないの?

金子

いや、つまんないんですよねえ、最近。

栃尾

ふーん。

金子

なるほどー。ちょっと不安を入れるか。

安田

心地よい不安がいいなあっていう。

栃尾

うん。

安田

たぶんね、すごく高いところが標準化して「これが当たり前だ」と思ってる、たとえば世界中の人が全員、自分の10倍以上の年収だったらすごい腹が立つし、不安だし、ってことになるじゃないですか。

金子

うん。

安田

でも、世界中の人が、自分より全員が収入が低いと、まったく自分の収入がいまと同じでも、ちょっと、こうね、優越感もあるっていう。

金子

おお。

安田

つまりね、くらべるものによるんですよ。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

不安とかね、焦りとかね、そういうものは、どことくらべるかでコントロールできちゃうわけですよ。

栃尾

なるほど。

金子

うんうんうん。

安田

「ちょっと心地よい不安」ぐらいのところに、いい感じで目標を据えたらいいんじゃないの?と。

栃尾

うーん、なるほど。

金子

なるほど。

安田

「目標は高いほどいい」みたいなの、あれ、間違ってるんじゃないかなって。

栃尾

ふーん。

金子

うんうん。

安田

最近、芸能人の方がよく自殺したりとか、いろいろあるじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

やっぱり、なんか、こう、すごい大変なんだと思うんですよね。

金子

大変そうですよね。

安田

で、「人生を楽しむにはどうしたらいいか」というのを、じゃあ、最後におふたりから語っていただきましょう。

金子

いや、なんで!?(笑)えーと、そうですね、私から、じゃあ。ちょっと心地よい不安を取り入れようかなと思いました。

安田

おお。

金子

具体的には不明ですが。

安田

わかりました(笑)じゃあ、栃尾さんは?

栃尾

私も不安のとこですね。「不安をコントロールするには比較対象を変える」っていうのは、すごく具体的なソリューションだと思ったので。

金子

なるほど!言い方かっこいい!

栃尾

いろいろ私も悩みはございますが、比較対象を下にしたり上にしたりしてコントロールしていきたいと思いました。ありがとうございます!

金子

はい。すばらしい。

安田

はい。ということで、「人生楽しもう」の回を終了したいと思います。

金子

(笑)

栃尾

はい(笑)

安田

本日もありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2022年7月6日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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