179通目/安田からの返信 「たとえばこういうことです」
たとえば私や大野さんは自立型のレイヤーに所属していると思います。仕事も人生も自分次第で何とでもなる。そう考えているしそれが心地いい。でもそうじゃない人もいるのです。私は人に雇われるのが嫌ですが雇われたい人もいます。私は人に指示されるのが大嫌いですが指示して欲しい人もいます。言われた通りやることが耐えられない人に「黙って言われた通りにやれ」というマネジメントをしたら病気になってしまう。言われた通りのことだけをやっていたい人に「自分の頭で考えて仕事を生み出し続けろ」というマネジメントをしたら病気になってしまう。自立したい人もいれば、自立したくない人もいる。どちらがいい悪いではないのです。
前回178通目/大野「レイヤー……?? 」
非常に興味深いのですが、レイヤー……??まだピンときません‼︎安田さんのいうレイヤーとは何ですか?そして、具体的な例で示していただけると助かります。また、安田さんはそのレイヤーをどのように気づくに至ったのでしょうか。その辺りも詳細を教えてください。世界を変えるとか、常識を破壊するとか前々回言われていましたが、その他にはどんなレイヤーがあるのでしょうか。使命とは違うのでしょうか。僕は、運命と努力の妙たる因→果とそれを鏡写しにした果→因の創造が人生だと思っていましたが、安田さんの場合、レイヤーが先にあって、それに伴って結果があるだけみたいな感じなのでしょうか。ぜひ、安田節を聞かせてください。
ー大野より
前々回177通目/安田「生まれた環境とレイヤー」
大野さんがおっしゃっているのは生まれた環境の話ですね。不利な条件をものともせず道を切り開いた人がいる。それは事実だと思います。でもそれはレイヤーを超えるということではない。ど田舎に生まれたナポレオンも生まれながらにして皇帝に行き着くレイヤーに所属していた。私はそう思います。努力が不要であるという意味ではありません。冒険→試練→成長という階段は誰にでもあるし、階段を登るためには努力が不可欠です。しかしどんなに階段を登っても、どんなに冒険にチャレンジしても、レイヤーは変わらない。それは草食動物が肉食動物にはならないのと同じです。どちらが偉いとかではない。生きるレーヤーが違う。ただそれだけの話。
ー安田佳生より
交換日記をする二人
安田佳生(やすだ よしお) 1965年生まれ、大阪府出身。 2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
●金曜日
大野栄一(おおの えいいち) 株式会社一番大切なこと 代表取締役 https://ichibantaisetsunakoto. com https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/