181通目/安田からの返信 「どの前提で考えるか」
私なりにその考えに至った経緯はあります。しかしそれを話しても結果は変わらないでしょう。なぜなら証明できないからです。レイヤーが決まっているのか。それともレイヤーなどただの思い込みなのか。それは死ぬまで分からない(死んでも分からないかもしれません)。その上でご返答します。生まれ持ったレイヤーがあると認識して生きていくほうが人はハッピーである。それが私の考えなのです。自立したほうがハッピーならすればいい。でも「面白さが分かってないだけ」と言われるとなかなかしんどい。そういう(一見)ポジティブな意見には反論しようがないからです。理屈じゃないんですよ。どっちが快適なのか。それでいいじゃないですか。
前回180通目/大野「したくないと知らないの違い」
なるほど!現実的に、自分の頭で考えずに言われた事だけをやっていたい人がいるという事を、固定した形で捉えるに至った経緯を是非教えてください。僕にはそのような状態があるだけで、今の所、それが固定されたレイヤーには見えないのです。つまり、そういうタイプの人間がいるというより、そういう状態があるに過ぎないのではないか?勿論、いい悪いでない事を前提に話を進めて行きますが、実際に、自立したくないのと、自立の仕方を知らない、あるいは、例えば自立する面白さを知らないが故に、その状態に止まっているのとでは、意味が異なります。何かの拍子で自立したくないレイヤーの人が変わることは何故ないと言えるのでしょうか?
ー大野より
前々回179通目/安田「たとえばこういうことです」
たとえば私や大野さんは自立型のレイヤーに所属していると思います。仕事も人生も自分次第で何とでもなる。そう考えているしそれが心地いい。でもそうじゃない人もいるのです。私は人に雇われるのが嫌ですが雇われたい人もいます。私は人に指示されるのが大嫌いですが指示して欲しい人もいます。言われた通りやることが耐えられない人に「黙って言われた通りにやれ」というマネジメントをしたら病気になってしまう。言われた通りのことだけをやっていたい人に「自分の頭で考えて仕事を生み出し続けろ」というマネジメントをしたら病気になってしまう。自立したい人もいれば、自立したくない人もいる。どちらがいい悪いではないのです。
ー安田佳生より
交換日記をする二人
安田佳生(やすだ よしお) 1965年生まれ、大阪府出身。 2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。
●金曜日
大野栄一(おおの えいいち) 株式会社一番大切なこと 代表取締役 https://ichibantaisetsunakoto. com https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/