中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。
中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.39
業界の風通しを良くするために
“中卒社長”のクボサトシです。
『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。
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ペイント王のFCビジネス「ペイント王の名前で始めようプラン」。この新たな試みには、ペイント王の売上を拡大するというビジネス的目的とは別に、もう一つ“ワクワク”するような狙いがあったと先週お伝えしました。
それはズバリ、縦割り構造の建設業界に、横のつながりをつくっていくこと。塗装は塗装屋さん、基礎は基礎屋さん、電気工事は電気工事屋さん、と分野ごとにパキッとわかれてしまっている建設業界で、互いが持つ技術やノウハウをもっと交換していきたいと考えたのです。
私たちがFC参画の条件として「塗装業を営んでいること」を必須にしなかったのは、塗装会社さんだけでなく、(同じ建設業界に居ながら)別の仕事をしている会社さんとも積極的に繋がりたいと考えたからなのです。
例えば、既に当社のFCに参画してくれているある会社さんは、もともとコーキング屋さんでした。コーキングというのは、簡単に言えば「目地に詰め物をして水漏れを防ぐ作業」のことです。このコーキング専門でやってきていた方が、「塗装の技術・ノウハウを新たに身に着け、売上や利益率を上げていきたい」という事で加盟いただくことになったのです。
「塗装」と「コーキング」は別物ですが、一方で、同じ建設業界で活動する“お隣さん”でもあります。作業現場の雰囲気は充分わかっていますから、イチから塗装を学ぶと言っても、完全な素人さんとは比べ物にならないほど早い習得が可能です。
一方で、その会社さんと密にやり取りするようになったことで、逆に私の方も「コーキングってそういうことなんだ!」というように、相手側の技術・ノウハウを学ぶ機会が増えました。
これこそ、私が“ワクワク”しながら狙っていたこと。(同じ建設業界にいながら分断されていた)別分野の会社さんと繋がることで、技術や知識の交換が行われます。この流れが進んでいくことで、業界全体の風通しが良くなり、結果、提供できるサービスの品質も上がっていくはずです。
ペイント王のFCビジネスが、業界全体を良くするキッカケになったらいいな。そんな風に思っているのです。
ということで、ここで今週の「学ナシ経営のススメ」。
「大きなビジョンを持つ」
せっかくビジネスを始めるなら、「社会をこんな風によくしたい」「こんな世界を作りたい」というような、大きなビジョンを持ちましょう。目の前の利益だけに囚われず、5年10年、あるいはそれ以上先の未来を見ながら行動する。そうすれば、迷った時も自然と進むべき道が見えてくるというものです。
ということで、また来週。