その62 エラいカルマ

個人的に、経営者がエラいなあと思うところの一番は、
会社のために生きているということであります。

そうじゃない方というのもおありかもしれませんが、
マジメな方というのはそれこそ命かけて会社をしょわれているでしょう。
社員数十人くらいの規模であれば
多かれ少なかれ、ほぼ経営者の気合をベースに
会社がゴーイングコンサーンしているわけで、
これがある日
「もう僕疲れちゃったよパトラッシュ」
となってしまったら何もかもおしまいでございます。

そして周囲、とくに一般社員から
それがどんな風に見えているかというと、
ほぼほぼ「関心がない」です。

これが世にいう「社長の孤独あるある・社内編」というわけですが、
一般社員の側にも、
いうても会社がゲットした金も成功も最後は全部おまえのもんやんけ、
という言い分があるので、おのずとクールな視線になるのです。

しかし、経営者でないわたくしでは体感的にわかりかねることではありますが、
たいていの場合、「儲かる」「ちやほやされる」というリターンが
経営という責任の圧力に勝るものとは
とうてい思えないものがあります。

最近、5年以内くらいに作られたとおぼしき
今風の企業のwebページを拝見すると、
必ずといっていいほど力が入ったトップメッセージが存在します。

おそらく単なる企業情報をまとめるだけではなく
社長への入念なヒアリングなど、コンサルティングをはさみながら
組みあげられたコンテンツなのでしょう。

傾向として、トップが年配の方であるほど
「シャチョーっぽい」普通な感じがしますが、
逆に創業社長などは熱い意思を放つような内容が多いです。

もしかすると採用への目配りもかねて
応募者が会社への理解を得る第一歩とすることを想定したものかもしれませんが、
勝手に一般ピープルを代表して申し上げると
ぶっちゃけなにを訴えたいのかわからないことすらあったりして、
共感することはまあかなり困難です。

そして、これは想像でしかありませんが、
経営者の方々も
そんなこたあ百も承知なのではないかと思うのです。

理解も共感もされないしそれを期待もできないが、
それでも語りかけなければいけないというカルマを
世の社長さんたちはがっつり背負っているのではないか、と想像するのです。
 

この著者の他の記事を読む

著者自己紹介

「ぐぐっても名前が出てこない人」、略してGGです。フツーのサラリーマン。キャリアもフツー。

リーマン20年のキャリアを3ヶ月分に集約し、フツーだけど濃度はまあまあすごいエッセンスをご提供するカリキュラム、「グッドゴーイング」を制作中です。

感想・著者への質問はこちらから