【vol.172】コロナ後のNext Normal(ニューノーマル)~バイオ革命~

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


引き続き、McKinsey(マッキンゼー)が年初に寄稿した記事から、コロナ後のNext Normal(ニューノーマル)を考えたいと思います。

今週の記事はこれ

The next normal arrives: Trends that will define 2021—and beyond
(ニューノーマルがやって来る:2021年とそれ以降の世界を決定づけるトレンドとは?)

https://www.mckinsey.com/featured-insights/leadership/the-next-normal-arrives-trends-that-will-define-2021-and-beyond

2021年以降のニューノーマルを定義づけるいくつかのトレンドがリストアップされています。

先にリストを提示しておきます。

・The return of confidence unleashes a consumer rebound
・Leisure travel bounces back but business travel lags
・The crisis sparks a wave of innovation and launches a generation of entrepreneurs
・Digitally enabled productivity gains accelerate the Fourth Industrial Revolution
・Pandemic-induced changes in shopping behavior forever alter consumer businesses
・Supply chains rebalance and shift
・The future of work arrives ahead of schedule
・The biopharma revolution takes hold
・Portfolio restructuring accelerates
・Green, with a touch of brown, is the color of recovery
・Healthcare systems take stock—and make changes
・The hangovers begin as governments tackle rising debt
・Stakeholder capitalism comes of age

先週の続きを見ていきます。

The biopharma revolution takes hold
(バイオ医薬品革命の定着)

Unlike previous vaccines, many of which use an inactivated or attenuated form of a virus to create resistance to it, the vaccines created by Moderna and the BioNTech–Pfizer partnership use mRNA. This platform has been under development for years, but these are the first vaccines that have secured regulatory approval. The “m” is for “messenger” because the molecules carry genetic instructions to the cells to create a protein that prompts an immune response.

不活化や弱毒化されたウイルスへの耐性を創り出すこれまでのワクチンとは違って、Moderna 社およびBioNTech社&Pfizer社連合によって創り出された今回のワクチンはmRNAを利用している。
このプラットフォームは何年にも渡って開発されてきたが、当局の承認を得た初めてのワクチンである。
「m」は「メッセンジャー」を意味していて、分子が細胞に遺伝的指示を伝えて、免疫反応を促すタンパク質を生成するものだ。

取り急ぎ、今回のワクチンおよび「mRNA=メッセンジャーRNA」
の説明がされていました、特に役に立たないかもしれません笑
いずれにしても、旧来型のジャイアント企業であるファイザー社だけでなく、本質的に今回のワクチン開発が、バイオ医薬品革命の急先鋒であるModerna 社およびBioNTech社によって牽引されていることが記されています。こうしたバイオ医薬品の新規参入者によって「業界全体の構図」が変わっていくよ、ということですね。

そして「バイオ革命」について、他の記事を調べていたら、下記の記事を見つけました。

Seven Biopharma Trends to Watch in 2021
2021年に注目すべき、バイオファーマのトレンド7つ
https://www.genengnews.com/a-lists/seven-biopharma-trends-to-watch-in-2021/

バイオファーマについては完全に門外漢なので、この機会に最低限の教養として覚えておこうと思い7つまとめたので、共有しますね。

1. COVID-19: Seeing the finish line
Covid-19 :「終わりが見えてきたぞ」
(はい、ようやくですね。。の話)

2. Gene therapy: Big pharma, big deals
ゲノム編集:大きな製薬会社、大きな取引
(ファイザーとかが儲かるね、の話)

3. Genome editing: CRISPR and beyond
ゲノム編集:CRISPERのその先へ
(2018年以降もてはやされまくったCRISPERは、既に次の段階へ移行していっているぞ、の話)

4. Financing: Impressive VC, M&A, and IPO activity
財務:大きなベンチャーキャピタルや、M&Aや、IPOの動きが活発に
(製薬は儲かるから、やっぱりお金のある人が群がってきたね、の話)

5. Drug development: Alzheimer’s and more
医薬品開発:アルツハイマーなど各種
(人類はアルツハイマーを克服しそうだね、の話)

6. Cell therapy: Buyers large and small
細胞治療:大小各種の買収
(細胞治療企業の買収がどんどん進んでいる話)

7. Synthetic biology: In the money
合成生物学:「お金」真っ只中
(投資家がこぞって合成生物学分野で「お金儲け」しようとしている話)

ということで、これらが直近のバイオ革命の一大トレンドらしいです。
「お金儲けの話」が多いですねw
『バイオ革命=バイオを使ったお金設け革命』ということでしょうね。

今週は以上です。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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