「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第16回 結婚式ができる美容室

美容室『マハロコ』はハワイアンな雰囲気のサロンですが、ご実家の美容室はどんなお店だったんですか?

当然、火の車(笑)。だって父も母も楽しくお喋りしているだけでしたから。だから僕は「絶対こんな美容師にはならないぞ。お客様にはしっかりと技術を提供し、きちんと対価をもらわなくては…」と決意して(笑)、それで東京に出たんです。

反面教師だったと(笑)。それで小岩のお店に就職されたんですね。そこではお客さんと無駄話なんてせず、真面目に技術向上に努めたんですか?

笑。それだけ「物販」で売上をたてている美容室が珍しかったんだと思います。そもそも「技術売上」って9割が利益なので。とは言え、この経験から「美容師がお客様に提供できることって案外いろいろあるのかもしれない」と思うようになりましたね。

なるほどなるほど。結婚式のプロデュースなんかも、そういう経緯で生まれたものなんですかね。

結婚式プロデュースは、お客様との雑談から生まれたアイディアなんですよ。当時、お客様をご招待するBBQイベントを毎年やっていたんですけど、そこであるお客様が「結婚式を挙げようとしている式場、あんまり雰囲気がよくないんだよね」と仰っていて。

お店で結婚式から披露宴までやりましたけど、まぁ大変でしたね〜(笑)。ただありがたいことに、料理を担当してくれる方とかハワイアンミュージックを演奏してくれる方とか、「こういう人が必要」と発信すると、どんどん集まってきてくれて。いい式になったと思います。

やっていましたね〜。美容室にハワイアンジュエリーが並んでいたら上品な店構えになるかな〜と思ったので(笑)。ちょうどお店の設計士さんが、ハワイアンジュエリーのお店の方と知り合いだったので、ご紹介いただいたんですよ。

ええ。コロナ禍で一旦終わりにしたんですが、ウチはハワイから直輸入のオーダーメイド品も扱っていたので、結婚指輪としてお求めいただくことも多くて。100組くらいのカップルが購入してくださったんじゃないかな。
対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。