「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第21回 マハロコファミリー、マハロココミュニティ

そうかもしれません(笑)。最近のウチは「独立支援」的なスタンスで採用も行っているので、「自分の店舗を持ちたい」「自分で事業をやっていきたい」という人が集まっていまして。そういう意味でもユニークな人が多いかもしれない。

まぁその方も最初は美容室のお客さんで、「趣味でパン教室に通っているんだけど、自分のパン屋をやってみたい」って相談を受けたんですよ。よく考えたらウチの店、カフェとしての営業権も持ってたんで「じゃあここでやっちゃう?」みたいな(笑)。

いますいます。お友達との待ち合わせ場所にしていたり、商談スペースとして活用したり(笑)。結婚式の二次会やパーティーなんかもやれますし、基本的に自由に使っていただいてOKなスペースです。

『マハロコイングリッシュクラブ』という英会話教室なんですけど、美容室のお客様のお子さんもたくさん通ってくれていますね。「ネイルに興味がある」というお客様には次女を紹介することもありますし。

ははぁ、それが冒頭仰っていた「独立支援」という話にも繋がるわけですね。でもですよ、独立する方にとってはありがたい話ですけど、結局みんな卒業していっちゃうわけで。岩上さんには何のメリットがあるんです?

うーん、前提として「それが楽しいから」ではあるんですけど、敢えてビジネス的な意味でのメリットを挙げるなら、コアなお客様の流出が少なくなることですかね。僕がスタッフの独立支援をしているのを間近で見てもらえるから、そういったスタンスを気に入ってくださった方は、簡単には他のサロンには移らないんです。

オハナってハワイ語で「家族」という意味だって、以前教えていただきましたね。

そうですそうです。で、僕の中の優先順位の1番目が家族。そして一緒に働くスタッフも、それと同じ位置にいるんです。だからスタッフにも家族と同じように愛情を注いでいるのが、きっとお客様にも伝わっているんじゃないかな。

そう思っていただけていたらいいなと。元スタッフがやっているお店を宣伝したりもしますし、お客様同士がコミュニケーションを取れるイベントもやっていたりします。だから美容室を中心に1つのコミュニティが作られている、というイメージですかね。
対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。