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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

買ったら満足してしまう人

なんだかんだ、このメディアに寄稿し続けること半年が経ちました。
週に一回ってこんなに大変なのか・・・
お盆だし、休んでいいんじゃないか?
そんな囁きは何度も聞こえてきましたよ。(まぁ、自分が言ってるんですけどね)

さて、今日、僕が気になっていることは・・・

買って満足してしまうから困ってる

・・・という僕の悩みなんです。

僕、仕事でカメラマンさんとお仕事したり、デザインの素材として写真を購入したり、写真にふれる機会って多いんです。
だから、写真を見てると、「おぉ、使いやすそうでいい写真だなぁ♪」「なんかすんごいおしゃれじゃん!」「もうちょっと違うアングルだったら最高なのになぁ…」とかって感じるわけです。
職業柄ってこともあるんですが、写真、カメラのことに多少興味を持ってを調べていくと・・・
ドンドン欲しくなってくるんですよね(苦笑)
かなり前、そんな感じで一眼レフを買ったんですけどね。
これがね、全く使わず・・・
F値、ISO、なにそれ?ってレベルから始まり、そのままのレベルで終わる・・・みたいな。
いわゆる買って満足ってやつ。

思い返せば、こういうの昔からすごい多いんですよね・・・(汗)

学生の頃だと、参考書とかを買って勉強した気になって、全く開きもしない・・・とかね。
せいぜい最初の方のページだけ読むから序盤の内容にだけすごい点数良くなったりしてね。

書籍はまさにこの状態(T_T)ウゥ…
今はKindleで買えるから、積ん読みたいな見える化がされないし、ポチるだけなんで、ドンドンデータとしてスマホ内に溜まっていくわけです。
実は最近、Kindle派から現物派に戻ったんですが、せめて積ん読で見える化しておかないとヤバいって思ったんですよね(苦笑)
こんなカタチで現物の書籍に需要が戻ることがあるなんてね。
そして、溜まっていくのもヤバいからって速読とかの本を買うんですけど、これまた読まないんですよね・・・
何やってんだ、僕は!?って自己嫌悪ですよ。 

あと、本じゃなくて、動画の話なんですけど、最近、YOUTUBE見てると、皆さんかっこよく映像編集しているんですよね。
特にVLOGとかってジャンルなんですけどね。
何より、皆さん、なんだか楽しそうやってるんですよ、機材レビューしたりね。
だからね、僕、うずうずしてきちゃって・・・
彼らが紹介しているVLOGの機材とか調べてたら、欲しくなってきちゃってね。
男子はね、スペックとかそういうのに弱いのよぉー。
で、結局、ミラーレス一眼とレンズを買っちゃったんですよ・・・
数年前の「一眼レフ全く使わず終わる事件」があるにも関わらず。
ちなみに、僕、滑舌悪いし、声も小さいしボソボソしゃべるし、相手の目を見られないし、YOUTUBERには向かないんですよね。
自分の声を聞いて死にたくなるし、自分の顔を見てなんじゃこのピンク頭のおっさんはキモッて思っちゃうんですよ。
だから、カメラ前で一人で堂々としゃべるYOUTUBERたちってすごい精神力と自信だと思いますよ。尊敬です。

・・・まぁ、じゃあ、なんのために買ったんだ!?ってことなんですよね。

・・・でね、このギモン、実は僕の中でもすでに答えが出てるんですよね。
それは・・・

「目的」が無いこと。

買って所有したと実感するということが目的になってしまっている状態ですね。
単に「欲しい」だけ、みたいな。
「普通、目的も無いのに買う(所有する)か!?」って話なんですが、購入前は色々ともっともらしい理由をつけるんですよ。
まぁ、あっさり論破されそうなくらいに薄っぺらい論理性ゼロな理由なんですけどね。
「◯◯がしたいから」という行動とそれによって得たいものが明確じゃないんですよね。

似たようなケースで、仕事でも「作業」が「目的」に変わっているってありますよね。
「あーでもない」「こーでもない」って修正や調整指示をもらうにつれ、思考停止して言われるままに作業するデザイナーがこれですね。
もう、「おとなしく従ってた方がプロジェクトが収束するんじゃないか…早く終わってくれ…」って状態ですよね。
でも、これを繰り返していると、「提案してくれない」「言われたことしかやらない」「作業者と仕事してるんじゃない」とかって怒られます。
つまり、お客様の「目的」をお手伝いしていることを忘れて「作業」に徹するとこうなるってことですよね。

ところで、僕もこのメディアへの寄稿を半年程続けてきて、「一体何のためにやっていたんだろう?」って毎週思いますよ。
当時抱いた熱い想い!?があったとしても、僕の海馬がポイポイ捨てちゃってね、すっかり忘れちゃってますよね。
そう、まさに作業状態なんです!
でもね、「いいね」してくれたり、「読んでますよ」なんて言われたりするとね、「えぇ・・・じゃ、じゃあ、また書こうかな(嬉&照)」ってなるんですよね。
人って単純なものですよ。
「目的って大事ですよ!」なんてお客様には伝えていますし、目的の言語化・数値化をしていくお手伝いもするんですけどね。
でも、何が目的かよくわからないことも、実は案外大事なのかもしれませんよね。
というのは、自分ではない他の誰かにとって、何かの役に立っていることもありそうですからね。
例えば、街路に落ちる落ち葉の掃除をしてくれている方も、きっと「掃除の目的はね…」なんて考えて無いと思うんです、いちいちね。
だから「作業」でやっていると思うですけど、彼らのおかげで通りが綺麗になるわけですから、嬉しいですよね。
ありがとうございます。

まぁ、今のところ僕が買ったカメラが誰かの役に立っている気配はありませんけども・・・
それにF値もISOも未だによくわかりませんよ。

 

著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。