その100 一体、何がわからないのか、わからない人

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

一体、何がわからないのか、わからない人

息子が学校でcmとmm、lやmlを習っているようなんです。
でも、どうやら・・・彼、全く理解できていない様子なんですよね(汗)
僕からしたら何がわからないのかが全く理解できず、「彼は学習障害的な何かなのか!?」って思えてきて、逆に頭の中がどうなっているか気になってしょうがないんです。

1cm=10mm
10cm=100mm
100cm=1000mm

がわかるのに

1040cm=?

ってなる・・・みたいなね。
なぜか10mlとか言い出したり、「2」とか関係ない数字が出てきたり・・・
まぁ、これって、もしかすると「1cm=10mm」のような基本的なことすら、実はわかってないってことなのかもしれませんけど。
学校の先生からもやんわりとオブラートに包んだ言葉ですが、「すんごい頭が悪いか、なんか障害持っているんじゃないか」って言われたことありますからね・・・
まぁ、実際、彼はちょっと脳筋なところはあるんですけど。

この「根本的なことがわかってないやん(汗)」ってのは大人の世界でもよくある話ですよね?
「えー!あなた、それ、全く理解できてなかったの!もっと早く言えよッ!」みたいな。
わかったフリするのが上手い分、大人の方が質悪いんですけども。

実際、息子のケースのように・・・

1cm=10mm
10cm=100mm
100cm=1000mm

は答えられるのに、

1040cm=?

ってので、フリーズしちゃう大人って多いですよ。(例えですよ、あくまで)
物事を関連付けて、共通点なんかを発見したり、論理的に考えることが苦手な人なのかもですが?
あと、

1+2=3

はわかるけど、

2+1=?

はフリーズ・・・って人も結構います。
応用が全く効かないタイプかも!?
もちろん、応用が苦手って人もいますから、そんな人には(仕事で必要なことについては)「1+2」だけじゃなくて、「2+1」もあわせて全部暗記するしかないよ、って言うんですけどね。
でも、仕事に必要な全てのケースを記憶して、適宜対応するってそれこそ膨大なケースがあるから、現実的じゃないんですけども・・・(できたらそれはそれで、すごい能力なんですが)
「どうしてこの程度の応用ができないのか!?」って不思議で、助けてあげられないんですよね。
これと同じ様に、算数や数学であんまり躓いた記憶がない僕には、息子が「?」ってなっている姿に、僕は「?」なんです。

こうした人に教育や改善を促していく場合、「どの地点で、何に躓いているのか?」を探らないといけません。
ところが、多くの場合、その地点って、こちらが思っているよりも遥かに前の方なんですよね。随分前に通り過ぎている(汗)
なので、その間違いや誤解を紐解くには、かなり前まで戻らないといけないので大変です。
当の本人もどこから(いつから)?、なぜそうなったのか?、分からないって状態ですしね・・・
間違いや勘違いから引き起こされるネガティブな福利効果を考えると、早期に解決しておきたいところなんですが、問題の根っこまで遡って対処しないと改善しません。
例えば、算数が苦手な人も、別に最初から算数全般が苦手なわけではないはずです。
九九(乗算)に躓いて、そのまま除算に入れば確実に躓くでしょう。
さらに、分数や小数点などが出てきたらお手上げでしょうし、次数が出てきたら大パニックでしょう・・・
同じ様に、営業成績が振るわない人にも、どこかでちょっとした躓きがあるはずなんです。
ただ、その地点が随分前だったりすると、戻って正してあげる猶予が会社にはありません。
だから、会社は様々な入社試験で躓きをあぶり出しますし、場合によってはその躓きが深層心理を創った子供の頃に起因していないか?まで見るわけです。

まぁ・・・
こんなふうに偉そうにドヤっている僕ですが、ここだけの話、実はかなりダメ人間なんです・・・

ガスレンジの点火スイッチが、どのコンロに対応しているか全く覚えられません…
どこに何をしまったか、完全に忘れてしまいます(しまった記憶ごと失います)…
物を出したら出しっぱなしで、「しまう」という行動、選択肢が頭に浮かびません…
柔術で寝技を覚えても、次行ったときには全部忘れてて、「あれ?前回お休みでしたっけ!?いましたよね?」って確認されます…

ネガティブな複利効果バリバリ効いているんですよねぇ(T_T)ウゥ…
他の人からしたら、「このピンク頭、脳みその代わりにう◯こでも詰まってんちゃうか!?」「なんでこんな簡単なことができないの!?馬鹿なの!?」って思われて然りなんですよ(涙)
理解不能でしょうね、きっと・・・
僕もどう説明したらいいかわからないけど、不思議なことにそうなっちゃうんです!説明できないんです!(号泣)
こういう場合、どこまで遡ったら改善するのでしょうか!?

!!!

・・・だから、息子はあんな調子なのか( ゚д゚)ハッ!

記念すべき!?第100話目が、相変わらずどうでもいい内容で申し訳ない気持ちでいっぱいです。
第101話目から本気出す。

 

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著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

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