第128回 ゆるい繋がり。必死の頑張り。

 このコラムについて 

「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。

本日のお作法/ゆるい繋がり。必死の頑張り。

「三菱地所」さんが、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)にて主催している「丸の内カラダフルネスアクション(カラフル)」なる取組みをご存知でしょうか?

各種スポーツ関連イベントを開催し、丸の内エリアに所在する企業のオフィスワーカーなどが参加でき、企業や就業者の「健康促進」や「交流」を目的に、年間単位での表彰を行う健康アワードプロジェクトなのです。

先日、そんなイベントのひとつ、「仲通り綱引き大会」に参加する某大手さんの応援に出かけました。

今年で6回目となる綱引き大会のようで、丸の内、有楽町、大手町の各エリアにて予選リーグを行い、6チームでの決勝リーグを開催していましたが、マスク・グローブ着用での参加。隣の人とは一定のディスタンスを保ち、ハイタッチや円陣はエアーで行う、など。withコロナに即したルール・マナーも推奨されながら、大いに盛り上がっていました。

残念ながら、、、応援していた某大手さんチームは、予選で敗退してしまったものの、その後の懇親会では、

「部署やチームの垣根を越えた知り合いが増えて良かった!」
「良いか、悪いかは微妙ですが、、普段見ることのない上司・先輩の意外な一面に触れられたw」
「オンラインでしか会ったことのなかった新入社員たちと会えたのは嬉しかったけど、体力の差を痛感した、、」などなど、

皆さん、「ゆるく繋がれる、こんなイベントは今風でとても良いよね!」と、楽しそうに振り返っていらっしゃいました。

そんな席の隅では、学生時代にラグビーにて全国区の活躍をしていたという某マネジャーが直属の後輩くんに「ゆるい繋がり作りができたことは良いんだよ。ただ、みんな必死さが足りないよな。もっと死ぬ気で全力出し尽くさないと絶対に勝てないんだよ。。来年はメンバーを一新して、必ず優勝するぞ」と熱く(暑苦しそうにw)語り、さらには「高松さん、来年は必ず優勝してみせますよ!」と意気込んでいたお姿が一際印象に残っております。。

 

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高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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