母から受け継いだ指輪をネックレスに、片方なくしたピアスをペンダントに、思い出の詰まった2つのリングを溶かして1つに――。魔法のようにジュエリーを生まれ変わらせるジュエリー修理・リフォーム専門店「Refine」(リファイン)。代表の望月信吾さんに、お客様に感動を届けるジュエリーリフォームの魅力、そして波乱万丈な人生についてお聞きする対談企画です。
第13回 ジュエリーの修理を断られたら「Refine」へ

以前の対談で、「何軒も断られたお客さんが相談に来られることも多い」と仰ってましたよね。他のお店も商売なのに、なぜ断っちゃうんでしょうか。

もちろん理由は様々だと思いますが、私の体感では「修理依頼をする相手が間違っている」というパターンが一番多いんです。そもそもジュエリーの修理に対応していないお店に依頼している方が意外といらっしゃる。

そうなんです。つまり、別に意地悪で断っているわけじゃない。サービスとして受けられないというだけなんです。実際、デパートの宝飾店の店員さんに、ジュエリー修理の知識はないんじゃないかなと思いますね。

なるほど、よくわかりました。でも、Refineさんだってリスクという点では同じじゃないですか。修理やリフォームを進める中で、石が割れてしまうことはあるかもしれないわけで。

もちろん可能性としてはあると思います。ただうちには修理・リフォームのノウハウがあるので、「どういうリスクがあるか」ということが普通の店よりも具体的に想定できるんです。そしてだからこそ、「この修理にはこんなリスクがありますよ」とお客様にしっかりご説明できる。

保険には入ってはいますが、もし壊れてしまった場合、全く同じものをお返しすることはできないので、100%安心ということではないですね。保険ではお客様の「大切価値」は補償されないので。

いやいや(笑)。そう言わず、他のお店で断られていても、まずはお見せいただきたいですね。他では絶対にやってもらえないような裏技的な方法も含めて、何かしらできることはあると思うので。
対談している二人
望月 信吾(もちづき しんご)
ジュエリー工房リファイン 代表
25歳で証券会社を退社後、父親の経営する宝石の卸会社に入るが3年後に倒産。その後独立するもすぐに700万円の不渡り手形を受け路頭に迷う。一念発起して2009年に大塚にジュエリー工房リファインをオープンして現在3店舗を運営。<お客様の「大切価値」を尊重し、地元に密着したプロのサービスを提供したい>がモットー。この素晴らしい仕事に共感してくれる人とつながり仕事の輪を広げていきたいと現在パートナー募集中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。