第179回 後悔ゼロのセール品の買い方

この対談について

「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。

第179回 後悔ゼロのセール品の買い方

安田

最近、日本のマーケットから季節的な「セール」がだんだんなくなってきているってご存知でしたか? どうやらセール品が売れなくなってきたらしくて。


中辻

え、そうなんですか? なんでなんやろう。

安田

昔だったらブランド物のような高い商品がセールで安くなると、皆喜んで買ってましたけど。でも結局セールになると、どうしてもサイズとか色の選択肢が減るじゃないですか。そこを妥協してまで買おうとは思わない、という人が増えているらしいですよ。


中辻

あぁ、なるほど。定価でもいいから欲しいものを買うわけですね。

安田

そうそう。今の消費者って、「たとえ安くなっていても自分が欲しくないモノは買いません」っていう傾向が強いんですって。中辻さんはどうですか?


中辻

私、アウトレットの商品大好きです(笑)。それこそ昔住んでいたマンションは、全部の家具・家電をアウトレットで揃えたくらいですから。だって新品の型落ちってだけで定価の3〜4割引になっていたら…買うでしょ!(笑)

安田

それは納得です(笑)。ところが世の中的にはもうセール品は売れなくなっていて、セールそのものをしないお店も増えてきているわけですよ。で、確かに私もセールで買った商品に対して、ここ数年はあんまり喜びが湧かなくなっていまして。


中辻

あぁ…その理由、なんとなくわかるかもしれません。きっとそれ「安いから買った商品」だからじゃないですか? 私もセール品やアウトレット品は好きですけど、その商品自体が好きじゃなければ、いくら安くても買わないですね。

安田

ほうほう。あくまでも、自分の好きなものがたまたま安かったから買うというわけですか。


中辻

仰るとおりです。私、この対談でも何度も言ってると思いますけど『サマンサタバサ』がすごく好きで、新品のショップはもちろん、アウトレットショップにもよく行くんです。アウトレットショップだと型落ちとかワンシーズン前のカバンが販売されているんですが、そこには「自分好みの商品」との出会いを期待して行く感じですね。

安田

ということは、アウトレットショップで買ったカバンも、新品のショップで買ったのと同じくらい嬉しく思って使います?


中辻

もちろん! あとこれはいい意味で受け取っていただきたいんですけど(笑)、アウトレットってめちゃくちゃ安いんですよ。新品で買ったら7万くらいする商品が、アウトレットだと1万5000円くらいで買えちゃう。そうなると、衝動買いも爆買いもできちゃうんです!(笑)

安田

なるほどなるほど(笑)。


中辻

「コレ可愛い、アレも可愛い、全部欲しい!」ってなって、3つ選んだとしますよね。アウトレットショップだったら3つ買っても4万5000円なんですよ! 大好きなサマンサタバサのカバンを爆買いできるなんて、私にとってはめっちゃ幸せなことなんです(笑)。

安田

自分の好きなデザインのカバンをお得に買えるんだから、それは嬉しいですよね。


中辻

そうなんですよ。あとは、定価で買ったカバンは基本的に「お出かけバッグ」として特別な時に使うようにしているんですけど、アウトレットでお得に購入させていただいたカバンは「仕事用バッグ」として普段使いしてもあんまり気にならないと言いますか…(笑)。

安田

7万円のバッグだと置く場所にも気を遣っちゃいそうですけど、1万円台のバッグだったら多少は雑に扱っても大丈夫だと(笑)。


中辻

そういうことです(笑)。なので私はお得に手に入れたモノに対しては、そういう使い方をしていますね。

安田

なるほどなぁ。ちなみに最近の若い人たちって可処分所得は減っているのに、安いからという理由だけで妥協して買うことなく、定価でも本当に自分の欲しいものを買う人が増えているそうなんですが、それについてはどう思います?


中辻

必要ないものを安くなっているからという理由だけで買わない、っていうスタンスには、私も同意です。

安田

じゃあ中辻さんは、お正月の福袋は買わない?


中辻

絶対買わないです(笑)。だって中身が見えないし、そもそも売れ残った人気のない商品しか入ってないやん、って思っちゃうので(笑)。

安田

じゃあ、そんなに欲しいわけではないけど、定価10万円の商品が2万円になってるから買っておくか、みたいなことにもならないわけですね?


中辻

ならないですね。確かにセール品とかアウトレット品も買いますけど、「売れ残るべくして残ってしまった」みたいな商品は、私も買わないですね。そもそも私、自分が欲しくないモノはたとえ1円でもいりません、というタイプなので(笑)。

安田

なるほど。昔から中辻さんにとっては「お得だから」という理由は購買動機にならなかったんですね。ある意味、時代を先取りした感覚だったということがよくわかりました!

 


対談している二人

中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役

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1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。

安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 

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