人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
第142回 「お酒離れ」の時代の第三の選択肢

ええ。家で水割り作ればタダみたいなものなのに、わざわざバーで高いお金を払って飲む。あの無駄なこだわりが好きだったんですけど。でもバーも飲む人が減って中途半端な店はどんどん潰れているんです。このままいくと、タバコと同じ道を辿るのかなと。

お酒も近いものがありそうですね。飲まない人の方が多数派になっていく気はします。食べ物の歴史と同じくらいお酒の歴史は長いですから完全にはなくならないでしょうけど、三割くらいまでは減るんじゃないかと。

そうですよね。ビール好きで有名なドイツ人ですらノンアルビールを飲む時代ですから。まあ単にアルコール中毒だっただけかもしれませんけど(笑)。

笑。僕も普段はほとんど飲まないんですよ。夜にメルマガを書くのでパフォーマンスが落ちるのが嫌で。ただ安田さんや友人と飲む時間には人生の豊かさを感じますし、お酒があるからこそ生まれる場の空気みたいなものはありますよね。

そうそう、まさにそこなんです。「お茶で酔えます」という人もいるし、飲まない方と食事しても楽しい。でもやっぱり何かが違うんですよね。お酒を飲むと場の温度みたいなものが変わる。ヘベレケになるのは嫌だし翌日に残るのもしんどいんですけど。

私は最近、家では「微アル」、つまり微アルコールのビールを飲んでいるんです。アルコール度数が0.5パーセント程度なので 通常のビールの約十分の一。ほとんど酔わないけど、ちょっと酔った気はする。

そうなんです。そもそもウイスキーも水で割って度数を落としているわけだし、日本酒も飲みやすく度数を下げたものが増えている。友達と飲みに行くのは豊かさを感じられる時間なので好きなんですが、かといって飲みすぎて次の日辛くなるのは避けたい。となると、一杯あたりの度数を下げるのが一番理にかなっているなと。

味わいは普通のお酒と変わらないのに度数だけが低い。そういえば昔、バーのマスターに「ウーロン茶をウイスキーグラスに入れて出してくれ」と頼んだことがありました(笑)。ウイスキーの値段でいいからと言って。

女性をバーにお連れしたときの話なんですが、どうも自分よりその女性の方がお酒が強そうだったんです。当時の私は「お酒が弱い男はカッコ悪い」って偏った価値観を持っていたので、バレたくなかったんですよ(笑)。それでこっそりマスターにお願いしていたというわけです。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

















