「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第23回 経営者に向いている社員、向いていない社員

そうですねぇ。私は経営者に選ばれた側の人間なので、どういう人に適性があるのかあまりわからないですけど……。強いて挙げるなら、「自分で舵をとっていきたい人」「自己顕示欲が強い人」「負けず嫌いな人」「面倒見の良い人」「リーダーシップのある人」とかですかね。

笑。まず「ルーズな人」「やらなくてはいけないことを後回しにする人」、あとは「お金に汚い人」ですかね。お金に欲があるのは悪いことではないですが、経営者になると入ってくるお金を「自分のお金」ではなく「会社のお金」で見ないといけませんよね。

責任がついてくることにプレッシャーを感じてしまう人は難しいかな、と。経営者にとっては「これは当たる」と思ったことをやりきる力が大事だと思うんです。それなのに、「もし失敗したらどうしよう……」と心配して精神をやられちゃう人はちょっと……(笑)。

笑。できていたというか、「そう思っているんだろうな」と気付いたのが入社3日目で。そこからは久保さんから指示された段階で、どう仕事を進めれば納得・満足してくれるか、というのを自分なりに考えて動くようにしていました。

そういえば先日、東京で開催された展示会に、ペイント王としてブースを出店されていましたよね。あの準備も全部、中辻さんがされていたんですよね?

ええ?! それしか言われていないのに、あれだけしっかりしたものを準備したんですか? ノベルティで久保さんの着せ替え人形みたいなものも作ってましたよね?
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。