こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
時間管理が下手すぎるので、アドバイス募集中です。金子亜佑美です!
時間管理ですか?
はい。時間管理が下手すぎまーす。
はーい。安田佳生でーす。
(笑)。本日は40代・経営者の方からご質問をいただいてます。前回、ウジウジの投稿をしてめった斬りされた者です。いつも楽しみに聴いています。ありがとうございます。質問です。みなさんにとって「生きる」とはどういうことですか?教えてほしいです。よろしくお願いいたします。ということでーす。
たぶん、これは栃尾さんがめった斬りにしたんですよ。
安田さんじゃないんですか(笑)
(笑)
私かなあ。無意識でめった斬りにしてましたかね(笑)
なんだろう、なんだろう。なんのことかなあ。大丈夫かな。
びっくりした、いま(笑)
金子さんとか僕とかはそういうことをするタイプじゃないんで。
私、武闘派なんですね(笑)
僕もよくめった斬りにされますからね。
(笑)
そうですか?サクッと斬るぐらいじゃないですか、ちょっと。
どうなんでしょう。
脇腹をサクッと(笑)
(笑)
気づかれないように(笑)
で、どうなんでしょう。じゃあ、まず金子さんからお聞きしましょう。金子さんにとって、「生きる」とはどういうことです?
生きるとは……いや、最近ホントよく思うのは、日々のルーティンが生きるっていうことなのかなと思ってはきてて。
深い。
いやぁ~、ぜんぜん超浅いっす。めっちゃ浅いところで浮いてるんですけど、日々のルーティンをすごい考えている中で、なんですかね、苦手なものとか好きなこととか、どうれをルーティンにすればいいかみたいなのと結びついてる気がしてます。ちょっと浅いので。
いや、でも、人生の9割ぐらいはルーティンですもんね。
なるほど。
うーん。
着替えるとか、メシ食うとか。ご飯だって、「ものすごい特別な人と」みたいなのじゃなくて、日常的な食事とか、歯みがきとか、まあ、なんていうのかな、何も考えずにやっちゃってることがほとんどなんで。そう考えたら、人生の9割はルーティンなんで、「生きるとはルーティンである」とも言えますよね。
いやぁ~、深い。深そう。
お、そう言われると深いっす。
格言っぽい(笑)
たしかに(笑)
ルーティン、大事ですね。
うん。
じゃあ、ぶった斬り先生の生きる意味をお願いします。
(笑)。生きるとは、えーと、なんでしょうね、この間ちょっと考えたんですけど。
おっ。
「生きている実感がする」みたいなのがありますよね、多分みなさんそれぞれに。
うん。
で、私は、仕事のように、ちょっとストレスがかかっている、「ちょっと原稿書くの大変だけど、書いてみたらすごい学びになったし、すごい充実してたし、すごいよかったな」みたいな、適度にストレスがかかっていて、適度に大変で、みたいなこと。だから地球の重力と一緒で、そういうことが生きている実感がするみたいなことだなって、この間思ったんですよ。
えーっ、重力?ふーん。
だから、「生きているとはどういうこと?」っていうのは、ちょっと難しいですけど、生きている実感っていうのはストレスが不可欠だな、なんて、この間そういう切り口で思いました。
金子さんの真逆というか、ルーティンで気づかないうちに終わってた時間は、生きてる時間じゃないってことですよね、つまり。
いやいやいや(笑)
逆とは言ってない(笑)。そうは言ってない。
(笑)。ルーティンでも、ジョギングとか、ちょっとずつ負荷をかけているわけなんで、そういうこともできるかもしれないですね。
あ~、そうっすね。
ジョギングは、じゃあ、生きることで、たとえば通勤のために、「気づいたら駅に着いてた」みたいな間の徒歩は「生きてる」と言えるんですか?
生きている実感を強く感じるかというと、たしかにそれは違うかもしれないですけど、でも、それは生きている……それも「生きてる」ですね(笑)
生きている実感なんて、そんなに感じることってありますかねえ。
うーん。
うーん。まあ、「充実してる」みたいなことの言い換えなのかもしれないですけど。
何をもって栃尾さんの場合は充実度を測ってるんですか?
うーん、私の場合はですね、「没頭してる」っていうのが、ひとつ充実の尺度だったりするんですけど。
たとえば、「めっちゃすごいマンガに没頭して、2時間ぐらい読んじゃった」みたいなときは、これは生きていたっていう2時間なのか、無駄にした2時間なのか、どっちですか?
うわー、難しーっ。
なるほどねぇ。そういう意味でいうと、生産的なことに没頭してるって言い換えないとだめかもしれないですね。
何をもって生産的かっていうのがありますよね。
(笑)
まあ、そうですね。消費ではなく生産的っていうほうが、より生きている実感がしますね。
うんうん。
ということは、マンガを読んで何かすごいひらめいたら生産的だけど、ひらめかなかったら生産的じゃないっていう、そんな感じなんでしょうか?
まあ、そうですね。白黒ではなくグラデーションだと思いますけど、そういう強弱はあると思います。
なるほどねえ。僕は個人的に、生きてる実感というか躍動感みたいなのはまったくありませんで。
(笑)
(笑)
楽しいこととかはありますけどね。ちょっとした仕事の充実感みたいなのはありますけど、それが生きてる実感かっていわれると、僕はどちらかというと金子さんに近くて、何気ない日常が「生きてる」っていうことで。この間、ちょうどメルマガにそのことを書いたんですけど、僕、生きることと死ぬことはイコールだと思ってまして。きょう1日生きたっていうことは、きょう1日死んだってことじゃないですか。
はい。
うん。
きょうの自分はもういないんで。
ほぉほぉ。
はい。
:1年間生きたってことは、1年間死んだってことじゃないですか。1年分の自分が死んだってことですよね。
はい。
(笑)
僕は充実感とか「俺は生きたのか?」っていう発想じゃなくて、「俺は死んだ」っていうところからだいたい考えるんですけどね。「きょう死んじゃった自分は、自分の意思で死んだんだろうか?」っていうことを考えるんですよ。
ふーん。
ふーん。面白い。
ダラダラと死んじゃったのか、それとも「俺は自分の意思で……」。だから、マンガ読むのも、「俺は自分の意思で、死を覚悟してマンガを読んでる」って思うんですよ。
(笑)
(笑)
みんな大げさっぽく言いますけど、でも、そういうことなんですよ。2時間、時間を使うってことは、2時間死ぬってことなんですよ、生きてる時間。
なるほど。
うんうんうん。命を削ってるっていうことですかね。
「生きる」って結局「時間」じゃないですか。自分が持ってる時間の間だけ生きてるわけなんで、使った時間の分だけ死んでいくわけじゃないですか。
うんうん。
(笑)
だから、「これは死ぬに値することなのか」ってことを考えちゃいますね。
ふーん。
うーん、なるほど。安田さんにとって、いまの2時間と、たとえば死ぬ直前の2時間って、体が同じぐらい元気に動くとしたら等価値ってことですかね。
そう思って生きていきたいんですよね、だから。それは「無駄なことをしない」っていうことじゃないですよ。「朝から晩まで仕事のことを考えて」みたいな人もいますけど、僕はそうじゃなくて、マンガ読んでる時間とかボーッとしてる時間も生きてるってことだし、死ぬに値することだと思ってるんですよね。
うんうんうん。すごい。子どもに聞かせたいです。
うん。
だから、たとえば「あと10日で死ぬ」って言われても、きょうと同じ日常を送れるような生き方がしたいってことですよ。
あー、すてきですね。
はぁ~。
僕はあと1週間で死ぬとしても、この収録はすると思います、きっと。
うわぁ~。
うれしい(笑)
すごい。
金子さんが悲しんでくれるかどうかはわかりませんが。
(笑)
いや、めっちゃ悲しい。
栃尾さんは、まあ、ぶった斬るだけなんで。
いやいや(笑)
いや、むしろ、むしろ……そんなことないですよ(笑)
ということで、「生きる」とはどういうことかを、ぶった斬らずにまとめてあげていただけないでしょうか。
そうですね。えっと、生きるとは死ぬことであり、「きょう生きた」というのは「きょう死んだ」ということであるということですね。
ほほー。
めっちゃ軽くまとめられちゃいましたけど(笑)
えーっ、そんなことない(笑)
はい、ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございましたー。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2020年6月24日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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