
いつも言ってますけど、人を会社はだんだん雇わなくなっていくだろうなあと思ってまして、100パーセント雇わないっていうことにはならないと思うんですが、たとえば、いままで正社員100でやってたものが、正社員70で、30はフリーランスへの外注みたいにおそらくなるだろうというのが私の予想でして。大手でも結構40過ぎたらリストラとか多くなってきてますけど、そうなると、やっぱ能力高い人ほど早めにフリーランス化していく人が出てくると思ってまして。なので、会社って通常業務といいますか、決められた仕事を粛々とこなして利益を出すっていう仕事もしないといけないんで、それを正社員の方がやり、新しいこととか特別なこととかは外部の人にその都度発注するようになるんじゃないのかなあと思ってまして。

いままでも、たとえば弁護士さんとか税理士さんとかは外注してたじゃないですか。同じように、たとえば広報とか、集客とか、営業とか、一部外注するようになるだろうなというふうに予想してまして、そういう雇わない株式会社にシフトしていくっていうことと、一方で、雇わない会社になるっていうことは雇われない人も出てくるんで、雇われない働き方っていう、この2つを実現するための会社、これが「雇わない株式会社」っていうんですね。

それはね、状況にもよると思うんですけど、ざっくりいえば、いままでは間違ってないです、それで。めったに発生しない仕事とか、そんなに特別な信頼が必要な仕事じゃなければ外部に振っちゃうみたいな。つまり、「社員にやらせたほうが信用できる」っていうのがこれまでの社会だと思うんですけど、そこがだんだん変わりつつあるっていうことですよね。

たとえば営業っていっても、いろんな営業のやり方があるんですけども、人によって対面営業が得意な人とか、オンラインが得意な人とか、たとえばパーティーで知り合うのが得意な人とか、イベント営業が得意な人とか、いろいろいるんですよね。

そうすると、1社でそれしかやらない人は雇えないけど、10社でシェアするんだったら人件費も安いんで雇えるわけです、外注っていう形で。雇われてると、なかなか自分の好きなことだけできないし、フリーになることで専門分野を磨き、収入も増えていくっていうことですね。

で、外注するときには、まあ、弁護士さんとか税理士さん個人に対して発注することはありますけど、だいたい企業に対して仕事を出してたんですよね、会社って。そうすると、企業に対して仕事を出すと、そこの利益も乗っかってくるんで、「社内でやったほうが安いよ」っていうことで、「社員にやらせれることはやらそう」っていうことになってたんですけど、これが社外の、企業じゃなく個人に外注するようになってくると、自社で社員を雇うより安い、なおかつ質も高いということになってくるんで、外注でも雇用でもない、フリーランスとのつながりっていうのが出てくるだろうという予想ですよ、あくまでも。

まあ、社員として働くか、フリーとして働くかだけの問題なんで。1社だけの仕事をするか、5社10社の仕事をするかっていう働き方の違いですから、企業としたら正社員1人雇うか、フリーの人5人と契約するかっていう選択の問題なんで。

いままでのように100-0ではなく、おそらくそれでも社員を雇って、社員として働きたいっていう人のほうが多いですから、まあ、2・3割じゃないですかね、いまの雇用マーケットの2・3割がフリー化していくんじゃないかなって感じです。
*本ぺージは、2021年7月28日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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