こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
フリーランス活動を進めている一方で、なんと!3年ぶりに正社員になりましたー!金子亜佑美です!
安田佳生でーす。えっ、正社員になったんですか!?
正社員になっちゃいました!成りゆきで。
うれしそう!
うれしそう?(笑)
うん。
なんか、やっぱり安心はあるな、っていうのがひとつ考えられます。
へぇ~。
成りゆきではなく、自分で決めたと思ったほうがいいかもしれませんね。
あ、そっか。わかりました!自分で決めましたー!(笑)
(笑)
ではですね、今日は質問が来ております。
はい。
いつも人生に役立つメルマガ、ありがとうございます。メルマガで読んだ「終わりを決めておく」に、とても感銘を受けました。実際に安田さんが、事業、社長、人生の終わりを、いつに決めているのか気になりました。特に人生の終わりをどのような考え方で進めているのか、参考に聞いてみたいです。よろしくお願いします。ということでーす。
はい。メルマガの読者さんなんですけど、「ポッドキャストで取り上げてほしい」っていうことでですね。「終わりを決めておくことが大事だよ」っていうメルマガを書いたんですけど、それは社長向けに主に書いたんですけどね。
はい。
うん。
「社長は、自分がいつ社長をやめるか決めて事業をやったほうがいい」っていう。
なるほどー。私、決めてないですね。
自分の社長業を振り返って……やっぱりね、なんていうんでしょうねえ、会社の調子がいいと気持ちいいんでダラダラやっちゃうし、調子悪くなったら誰も社長なんか引き継いでくれないんで、結果的にいうと、いいときに引き継ぐしかないんですけど、社長をやめようと思うとね。
なるほど。
ふーん。
でも、いいときって引き継ぎたくなくなっちゃうんで、「いつ」って最初に決めとかないと、たぶん、どっちにしろ、やめれなくなるかなっていう気がしてて。
なるほどー。
やっぱり、長くやりつづけるって、あんま会社のためにもよくない気がしてまして。
うんうん。
ふーん。
で、今回は人生の終わりの決め方。お二人はどのように決めてるんですか?人生の終わり。
人生の終わり……
あんまり……決めてないですけど。最近は「自分で決めたいな」と思ってるぐらいですね(笑)前は「死ぬときに死ぬだろう」と思ってたんですけど、いまは、ちゃんとサヨナラをして、「ここで死ぬ」って決めたいなっていうことを、ぼんやり思ってますけど。
それは家族に?
そう、家族とか仲のいい人とかに、ちゃんとお別れをしてから亡くなりたいなと。ぼんやり思ってるぐらいですけど。
なるほどねー。
いつまで自分が健康かってわからないので、まあ、健康のうちは生きてたいと思うだろうなあっていう、ちょっと弱気な気持ちではありますが(笑)
うーん。
なるほど。栃尾先生はどうなんです……栃尾先生じゃない、金子先生。
金子先生は(笑)
(笑)うーん……あんまり考えてないですね、一緒で。安楽死とかっていま聞いたことが結構あって、尊厳死とか、そういうのも考えてはいますけど、うーん、あんまり決めてないです(笑)
決めてない?
決めてない(笑)
なるほどね。まあ、いつ終わるかってわかんないんでね。なんていうんでしょうねえ、僕はもう歳なんで、子どももちっちゃいから、一応3年きざみで生きてるんですけど、3年間はとりあえず死なないということから逆算して、今年なにやるかって決めるんですけど。
3年区切りか。
それは、じゃあ、いま、3年間の何年目なんですか?
ずっと3年なんですよ。
(笑)
1年たったら、また3年から逆算して。
あ、そういうことか。
永遠に終わらないってことですね、いまの理屈だと。
永遠に終わんないけど、4年目以降は考えないってことです、つまり。
あ~、なるほどなるほど。将来のことは3年までしか考えない?
はい。
ははー。
ポックリ逝っちゃったとしても、あと「1年です」って言われたとしても、まあ、慌てずにやっていけるように、っていうのはあります。
なるほど。
だけど基本的には、どうですかねえ、たとえば、さっきのお別れとか遺言みたいなのってあるじゃないですか。
はい。
それってたとえば、「お別れをあと3分でしゃべれ」って言われたら、なかなかむずかしいじゃないですか。
はい。
うん。
じっくりとお別れをしたい感じでしょ?
はい。
うん。
僕もそんな感じなんですよ。だから、僕がいま書いてるメルマガとかYouTubeとかって、遺言に近いんですよ。
なるほどー。これも?(笑)
あ、これもそれに近いですね。
これもそうですか?
はい。
ここもか!【00:05:07】
なるほどねー。
興味ある人が、たとえば自分の子孫とか、もう一緒に住んでないけど子どもとか、いまのちっちゃい子どもとか、「うちの父親はどんなことを考えてたのか」とか、お別れの言葉も含まれてるし、「俺は人生ってこういうもんだと思うぜ」って教えてあげたいことも含まれてるし、「こんなことに悩んで、いまはだめです、みたいな気持ちも残しておきたいし」みたいなことが含まれてて。
ふーん。
いいですね。
そんな感じです。だから、終わるための準備って感じですかね。
うーん、たしかに。
ふーん。
僕の場合ね、人間最後なんで。
何度も言うけど(笑)
そうだった(笑)
「人生があと何年か」ってなかなか決めづらいですけど、「人間あと何回か」は決めたほうがいいっていうふうに僕は持論をもってまして。あと2回でもいいし、3回でもいいし。
ふーん。
今回最後にしようと思ったのは、それも社長業と一緒で、たぶんキリがなくて、決めとかないとズルズル、いつまでも人間だろうなって気がして。
はい。
ふーん。
今回が最後だと思ってやろうと。でも、今回が最後だと思うと、やっぱりね、YouTubeとかも「このネタじゃだめだ。もうちょっと、ちゃんとしたネタ残そう」みたいに、ちゃんと考えるんですよ。
なるほどねえ。
そうなんですよ。
お、重みが……
私もなんか思いますね。自分でポッドキャストやってますけど、たとえば、「いま急に自分が死んでしまったら、家族はこのポッドキャストを聴いて懐かしがるのかな」みたいなことを結構考えますね。やっぱ声ってすごくおっきいので。写真は普段から見てますけど、「声によってその人を思い出される」みたいなのはすごいあるので。
ある、ある。うん、たしかに。
内容うんぬんより、声って結構、子どもの声もすごいそうですけど、なんか、そういうのはいいなあと思います、言うつもりはなかったけど(笑)でも、「お別れしてる」みたいなことに、たしかになりますよね。死んだあとにちょっとずつお別れするみたいな、残された人にとってみれば、みたいな。
そうですね。僕はあれですね、言葉とか思考を残したい派ですね。
うんうんうん。
ふーん。
「この人だったら、じゃあ、こういうふうに考えんのかな」みたいな。たぶん、もうちょっとするとできるって言われてるのは、AIみたいなもので、たとえば「織田信長だったらどういうジャッジするのか」とかっていうことが、本人の記憶とか経験を全部インプットして残しとくと、肉体はなくなっても、その人の思考とか判断とかの軸は残るわけですよ。
はい。
お~。
っていう時代が来ると言われてますけど。
うんうん、なるほど。
だから、それの材料になるようなもんが残せればいいなっていう。
ゆくゆくは、じゃあ、「安田AI」みたいなロボットができあがる?
いや、それをつくってもらえるとは思えないんですけど、僕のために。
(笑)
(笑)
まあ、でも、本みたいなもんですよ。本も、自分の考えとか思考を残したくて書いてたんですけど、やっぱり本だけでは書ききれないっていうか、残しきれないっていうか。いま、だから、いい時代ですよね。声で残したい人は声で残せるし、文章で残したい人は文章で残せるし。
うーん。
うん。そうですね。
そうなんですよ。
ほんとですね。
ちょっとまじめに、だから、自分の人生とか自分の言葉を残しとくの、大事じゃないかなって思いますね。
うんうん。
なるほどぉー。
じゃあ、今回の質問のあれとしては、終わりは、決めてはいないってことなんですね。
3年後。
そうですねえ、もともとは「50歳」って決めてたんですけど、50過ぎちゃったんで。
おっ、若い、50歳(笑)
なるほど。逃してしまったと(笑)
まじっすか、若くないっすか50歳(笑)
よく言われるんですけど、べつに自分ではそうは思わなくて。
へぇ~。
なんていうんでしょうねえ、50歳で死ぬか死なないかっていうことが大事じゃなくてね、占い師じゃないんで、それはわからないじゃないですか。
うん。
「50歳で死ぬっていうことを前提に生きたら、20代30代はどうなんのか」っていうことが大事で。
ああ、そっか。
たしかに。なるほど。
だから25で会社つくるときに、「50歳で死ぬっていう前提で事業をやろう」って、そういうふうに決めて。
あ~、なるほど。すごい25歳。
お~、なるほどなるほど。そしたら早くやんないとだめですもんね。
そしたら46で会社がつぶれ、50過ぎても生きてたっていう(笑)
(笑)
すごい(笑)若い。すごいな。
でも、そう思うと、すごいスピーディーな展開でしたね、50歳までっていうか。
でもね、いまはもう57で、55のとき子どもができたんで。
うん。
おおっ、すごい!
自分のなかでは別の人生を生きてる感じです。
そうですね。1回死んでるみたいな。
うん。
はい。1回死んで別の人生をまた生きてる、っていう感じでやっております。
すごい。
いいですねえ。
もう1回生まれ変わるかもしれませんね、今生で(笑)
ね。いつか生まれ変わりそうですよ、また。
……ということで。
(笑)
はい(笑)
本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございましたー。
ありがとうございましたー。
*本ぺージは、2022年4月6日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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