
いや、昔はすごいバカだなと思ってて。てか、いまもそうなんですけど。結局勉強できないし、世渡りもそんなに上手じゃないし、「なんかいいことねーな」って思ってたんですけど、それが一周まわってネタになるというかですね、こないだ言ったかもしれないですけど、高校のときに「数学でマイナス2点取る人なんていないよ」って聞いたときに、「あ、そうなんだ」って思って、それはすごくかしこいんじゃないかなって逆に思ったりして(笑)

もっと、なんか、こう、高度なもんだろうと思って、「かしこい」っていうのは。生き方のコツとか、なんていうんでしょうね、人生哲学みたいなものもひっくるめての「かしこさ」みたいなのがすごい大事で、「頭がいい」っていったら、種類がいろいろあるじゃないですか。

勉強できる頭のよさとかね、仕事ができる頭のよさとか、人と揉めない頭のよさとか、危険なところに行かない頭のよさとか。でも、「かしこい」っていうのはそういうのを超越して、もっと上のほうにある概念なのかなっていう気がして。

で、たとえば「記憶力はよくないけれども、全体を捉えるのが上手」みたいなことも「頭がいい」だし、ただ「頭がいい」っていうタイプがちがうだけだと思ってて、私はどんな頭のよさもリスペクトしたいっていう気持ちでいますね。

運動神経いいのも、頭がいい運動のでき具合と、運動神経のいいでき具合でいうとちがうと思うんですけど、「共感力が高いとはどういうことなのか」ということをきちんと言語化できるのが「頭がいい」ってことなのかなって気が僕はしますけどね。

頭がいい共感力の高さと、頭を使っていない共感力の高さがあるんじゃないのかな。今回のテーマが「頭のよさ」についてなんで、「なにをもって成果が出るのか」とか、「なにがよくて、なにが悪いのか」をきちんと言語化できるってことなんじゃないんですかね、やっぱ。

えーっ、ちょっとむずかしくないですか(笑)安田さんは「客観視できる人ではないか」ということで、私は「もっといろんなベクトルであるんじゃないかな」と思っていて、亜佑美ちゃんは「悩み中」って感じですかね。
*本ぺージは、2022年5月11日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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