「頭の良さって何ですか?」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第502回「頭の良さって何ですか?」
という金子さんの切実な質問。
頭の良さには種類があるという安田ですが、全部ダメな人はどうしたらいいの?
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

猫が人見知りをしています。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

金子

はい!今日はですね、私からご質問があってですね(笑)

栃尾

(笑)

安田

人見知りの猫について?

栃尾

そうだっけ?(笑)

金子

えーと、そうなんですよ、とかいって(笑)いや、「頭のよさってなんですか?」っていうところを、ちょっと深くお二人にお伺い……

安田

掘り下げようと。

金子

そうですね。掘り下げてお話しできたらなというふうに思ってます。

安田

ちなみに、人見知りしない猫もいるの?

金子

人見知りしない猫もいるみたいですよ。

栃尾

ふーん。

安田

ふーん。

金子

おなかペロ~ン見せて、はい。

栃尾

初めてでも?(笑)

金子

初めてでも。

安田

へぇ~、そうなんだ。

栃尾

へぇ~、犬みたい。

金子

犬みたいですよねえ。

栃尾

うん。

安田

なんか、動物によって、ある程度傾向ありますよね。

栃尾

でしょうね。

金子

ねー、そうですよねー。

安田

ね。結構高度なんですかね。ダンゴムシとか人見知りするやつ、あんまりいませんもんね。

金子

やばいっすね(笑)

栃尾

それにくらべたら、虫よりは高度なんじゃないんですか、獣のほうが(笑)

安田

高度なんですかね。

栃尾

はい。

安田

えー、頭のよさについてね。

栃尾

頭のよさ、うんうん。

金子

ああ、帰ってきました、はい。

安田

何回か前にありましたよね、そういう話がね。「頭のよさとはなんぞや」っていう。

栃尾

ありましたありました。

金子

そーなんですよ。なんか最近考えることが多くて。

栃尾

ふーん。

金子

自称「頭がいい」って言う人とかがいたりとか。

栃尾

うん。

安田

僕のことですか?

金子

そうなんですか?(笑)

栃尾

それもあります。なんかおっしゃってましたよね、こないだ(笑)

安田

うん。

金子

とか……そうなんですよ、どうかなあと思って。

安田

金子さんはどうなんですか?自分で「頭いい」って思ったことあるんですか?

金子

いや、昔はすごいバカだなと思ってて。てか、いまもそうなんですけど。結局勉強できないし、世渡りもそんなに上手じゃないし、「なんかいいことねーな」って思ってたんですけど、それが一周まわってネタになるというかですね、こないだ言ったかもしれないですけど、高校のときに「数学でマイナス2点取る人なんていないよ」って聞いたときに、「あ、そうなんだ」って思って、それはすごくかしこいんじゃないかなって逆に思ったりして(笑)

栃尾

思うこともあると。

金子

はい(笑)最近はそういうふうに一周まわって思うことがあるんですけど、じゃあなぜそう思うのかっていうと、ちょっとわからなくなってしまって、はい。

安田

「かしこい」っていうのと「頭がいい」っていうのは、また別の気もするけどなあ。

栃尾

うんうん。

金子

あ~。

安田

僕、子どもを褒めるときに、できるだけ「かしこい」って言わずに、「すごい」って言うようにしてるんですよね。

金子

へぇ~。ああ、そうなんですね。

安田

はい。

栃尾

私は「いいね」っていうようにしてますけど。

安田

あ、いいですね、「いいね」もね。

金子

(笑)

栃尾

(笑)そうですね。

金子

「すごいね」と「いいね」か。へぇ~。なぜその言葉を使うんですか?

栃尾

解釈しないようにですかね、私は。

安田

「自分はすごいんだ。これできるって、すごいことなんだ」って思ってほしいけど、なんか、こう、「かしこい」っていう言葉に、ちょっと違和感があるのかな。

金子

あ~。

安田

もっと、なんか、こう、高度なもんだろうと思って、「かしこい」っていうのは。生き方のコツとか、なんていうんでしょうね、人生哲学みたいなものもひっくるめての「かしこさ」みたいなのがすごい大事で、「頭がいい」っていったら、種類がいろいろあるじゃないですか。

栃尾

そう思います。

安田

勉強できる頭のよさとかね、仕事ができる頭のよさとか、人と揉めない頭のよさとか、危険なところに行かない頭のよさとか。でも、「かしこい」っていうのはそういうのを超越して、もっと上のほうにある概念なのかなっていう気がして。

栃尾

へぇ~。

金子

なるほどー。

栃尾

……なるほど。

安田

……で、今日のテーマは「頭のよさ」について。

栃尾

頭のよさですね。

金子

頭のよさってなんですか?

安田

頭のよさがなにかを知りたいわけですね。

金子

なんか知りたいですね。

栃尾

ふーん。

安田

なるほど。なんですか?栃尾さんはなんて答えるんですか?

栃尾

あ、すいません。いや、なんか「性格がいい」っていうと人それぞれ、いろんなものを想像するじゃないですか。

安田

うんうん。

金子

あ~、そうですね、うんうんうん。

栃尾

「頭がいい」っていうと、なんか1個に決めなきゃいけない、みたいな感じがするけど。

金子

うん、たしかに。

栃尾

「頭がいい」っていうのも、安田さんがいまおっしゃったようにいろいろあって、たとえば「暗記力がいい人は頭がいいわけじゃない」みたいな風潮が昨今ありますけれども……

金子

ありますねー。

栃尾

記憶力がいいのも頭がいいんだと思います、私は。

金子

うんうん。

栃尾

で、たとえば「記憶力はよくないけれども、全体を捉えるのが上手」みたいなことも「頭がいい」だし、ただ「頭がいい」っていうタイプがちがうだけだと思ってて、私はどんな頭のよさもリスペクトしたいっていう気持ちでいますね。

金子

いいですね。

安田

じゃあ、「ひとつもない」っていう人はいないってことですか。必ずどっかの分野がいいってことですかね。

栃尾

いや、それはわかんないな。

金子

(笑)

安田

全ボツの人もいるってことですか?

金子

全ボツはやばいっすね。

栃尾

誰から見ても「性格わるっ!」って人、いませんかね。

金子

(笑)

栃尾

まあ、なにかしらいいとこはあるかもしれないけど。どうなんでしょうね。

金子

うーん。

安田

性格悪い人ね。でも、性格悪いのに、やたら仲よしの友だちいる人とかいますよねえ。

栃尾

じゃあ、やっぱいい面もあるんですね。

安田

……ねえ。

栃尾

うーん、でも、頭のいいポイントは、なにかしら見つけられるかもしれないですね、一般的にできないことのほうが多くても。

金子

うん。

安田

なんか、どんな分野でもいいと思うんですけどね。

栃尾

はいはい。

安田

さっきいろんな分野があるって言いましたけど、「この分野における頭のよさはこれだ」っていうことが自分のなかに定義としてあると、その分野については頭がいいってことになるんじゃないんでしょうかね。

栃尾

うんうん。

金子

うん。

安田

だから、全ボツの人のなかにも、まだそれに気づいてない人もいると思うし。

金子

全ボツ(笑)

栃尾

はい。定義されてないとかね、言葉がまだないとかね。

金子

なるほどー。希望が、希望が、希望が出てきましたよ。はい、そうですね。

栃尾

(笑)なんか、「共感力高い」みたいなのも頭のよさかもしれないですよね。

金子

うん。

栃尾

亜佑美ちゃんはそういうのが高いと思うけど。

金子

お~。希望が出てきました(笑)

栃尾

だって、それも頭脳でしょ?

金子

そうですね。

安田

「共感力が高い」っていうのは、感覚でやっちゃえることじゃないですか。

栃尾

うん。

金子

やっちゃえることかも。

安田

「運動神経いい」みたいなのと近い気がするんですよ。

金子

うん。

栃尾

うん。

安田

運動神経いいのも、頭がいい運動のでき具合と、運動神経のいいでき具合でいうとちがうと思うんですけど、「共感力が高いとはどういうことなのか」ということをきちんと言語化できるのが「頭がいい」ってことなのかなって気が僕はしますけどね。

金子

うん。

栃尾

共感力が高いだけでは頭がいいとは思わない、って感じですか?(笑)

安田

頭がいい共感力の高さと、頭を使っていない共感力の高さがあるんじゃないのかな。今回のテーマが「頭のよさ」についてなんで、「なにをもって成果が出るのか」とか、「なにがよくて、なにが悪いのか」をきちんと言語化できるってことなんじゃないんですかね、やっぱ。

栃尾

うんうんうん。なるほどね。

金子

うーん、なるほど。言語化、すごいむずかしいですもんね。

栃尾

そう。でも、言語能力がなくて頭がいい人もいると思うんですよね。

安田

「もともとの脳のスペックが高い」みたいな人はいると思いますけど、それを「頭がいい」って言うのかどうかでしょうね。

金子

なるほど。

栃尾

うん。いると思います。言葉にしないけど、たとえば数式で書いちゃうとかいう人もいるんじゃないかと思いますし。

安田

だから、それもひとつの言語化なんじゃないんですかね。

栃尾

ああ、なるほどなるほど。記号っていう意味ですね。

安田

うん。たとえばクジラとかイルカは動物のなかで頭いいって言われてますけど、彼らが論理的に考えてるかどうかは、なかなかわかんないですよね。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

言語化も数値化もできないし。

栃尾

そうですね。

安田

あれ、頭がいいのか悪いのかっていったら、でも、たしかに他の動物よりは、頭はいいですよね。

栃尾

うん。たしかに測りようがないっていうのはありますよね。もしかして本当は頭いいのかもしれないけど、なにか記号なり言葉なりで表してもらわないと、測りようがないっていうのはわかります。

金子

うん。

安田

ね、むずかしい。僕のなかでは、でもね、「自分の定義する頭のよさ」みたいなのは一応ありまして。

栃尾

はい。

金子

おお。

安田

ひとつには、僕はやっぱり「自分を客観視できる人」ですね。

栃尾

あ~。

金子

うんうん、なるほど。

安田

それがひとつの頭のよさの条件みたいなものに入れてるかな、僕は。

金子

ふーん。

栃尾

なるほど。そういう人のほうが、こう、いまの世の中って言うとあれだけど、いろんなことがうまくいくというか、仕事もできますし、そういうイメージありますね。

安田

言ってることは頭がいいんだけど、「いま自分がどう思われているのか」とか、「頭がいいことをめっちゃ鼻にかけてるな」と思われた時点で頭がいいとは言えないし。

栃尾

うんうん。

金子

あ~、たしかに(笑)

安田

あるいは同じ失敗を何度もくり返す人とか。それに共通してるのが、やっぱり俯瞰的視野っていうか、自分を客観視できてるかどうかが、すごい影響してる気がしますけどね。

栃尾

うんうん、そうですね。

金子

えーっ、結構いちばんむずかしいポイントなんじゃないかなと、いま考えてて思いましたね。

栃尾

うん。

安田

じゃあ、そこをわかりやすく、おまとめいただきましょう。

金子

(笑)

栃尾

えーっ、ちょっとむずかしくないですか(笑)安田さんは「客観視できる人ではないか」ということで、私は「もっといろんなベクトルであるんじゃないかな」と思っていて、亜佑美ちゃんは「悩み中」って感じですかね。

金子

そうですね。

栃尾

はい(笑)

安田

はい。ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございましたー。

金子

ありがとうございましたー。


*本ぺージは、2022年5月11日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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