上手なお金の使い方・下手なお金の使い方【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第447回「上手なお金の使い方・下手なお金の使い方」
とその境目を教えて欲しいというご質問。ハイリスク・ハイリターンという先入観を一旦捨てよう。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

みなさん、桜は見ましたかぁ?金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

金子

……はい。ということで(笑)

栃尾

はい(笑)

金子

すいません(笑)。えーと、今回のご質問いきたいと思いまーす。30代・経営者の方からご質問いただいてます。いつも楽しく聴かせていただいております。ありがとうございます。早速ご質問ですが、第429回で、「息の長い社長と息の短い社長の境目」という質問に関して、「お金の稼ぎ方よりも、使い方がうまいかどうか」というお話でした。この内容につきまして、もう少し詳しく教えていただければと思います。お三方が考える上手な使い方とはどういったものなのか、逆に下手な使い方とはどういったものなのかなど、ヒントをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。ということでーす。

安田

おお。

栃尾

亜佑美ちゃん、めちゃくちゃうまくなってるよね。

金子

えーっ!?

安田

うーん、ほんと。

栃尾

なんかトレーニングとかなさってるんですか?

金子

あ、いえ、なさっ……してないです。

栃尾

(笑)

金子

でも、言葉がなかなか出ないですよね、最近(笑)

安田

聴いてる人がわかりやすくなりましたね。

金子

あ、そうですか。

栃尾

そう。なんか抑揚もあるし。

金子

あーよかったですぅ。

栃尾

すごい。

金子

よかった?よかった??よかった???何もしてないですいません(笑)

栃尾

(笑)

安田

はい、じゃあ、まず、お三方が考える上手なお金の使い方と、下手な使い方ね。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

じゃあ、まず栃尾先生からいきましょう。

栃尾

えーと、まあ、私はですね、自分はぜんぜん上手じゃないと思っているのですが、なので想像の範囲なんですけれども、まあ、投資とかですよね。何か増やすという意味で何かに投資をして、それでビジネスをちゃんと回して、ちゃんと利益を得るみたいな、そういうのが上手な使い方だなっていうイメージです。

安田

うん。下手なのは?

栃尾

下手なのは、まあ、よくわかんない、たとえば経費の削減のために車を買っちゃうとか、そういうのはあまり上手には思わないなと思いますけれども。

安田

なるほど。じゃあ、金子さんはどうでしょうか?

金子

いやぁ、考えたんですけど、なんか、ひとつ買えばその後も遊べるものが私は上手な使い方かなと思ってて。超当たり前なことだと思うんですけど。たとえばゲーム機を買うとか、自転車を買うとか、免許を取るとか、あともうひとつが、そのときに幸せに感じれるものを買ったりとか経験に使ったりとかっていうのが、やっぱ上手な使い方なのかなと思ってて、逆に下手な使い方っていうのが思いつきませんでした。

安田

前澤さんのお金配りはどうですか?賛否両論ですが、あれも、じゃあ、下手ではないってことですね。

金子

そうですね。なんか結局、お金を持ってる方がどう使うかで、他人じゃその価値を感じれないと思ってるから、前澤さんがよければいいんじゃないかなとは思うんですけど。

栃尾

うん。

金子

はい。よくわかんないなあと。私は個人的にお金を配る立場ではないので、よくわかんないなとは思います(笑)

安田

なるほど。

金子

はい。

安田

まあ、僕もお金の使い方は、特に大きいお金の使い方があんまり上手じゃないんですけど。だから会社がつぶれたんだと思ってまして、あんまり大きいお金を自分で決裁しないように、いま反省して生きてるんですが。

栃尾

へぇ~。そうなんですね。

安田

さっきの「投資」と「消費」っていうとこでいくと、消費ばっかりしてたらお金増えないんで、投資にもうまく使わないといけないっていうことだと思うんですけど、投資の仕方が上手かどうかっていうことですよね、たぶん栃尾さんがおっしゃってたのは。

栃尾

はい。

安田

僕は、上手であるベースとして、投資なのか消費なのかがよくわかんなくて使ってる人が多いんじゃないのかなっていう気がするんですね。

栃尾

うんうん。

安田

金子さんがおっしゃってたように、べつに持ってるお金を何に使ってもいいわけですよ。投資してもいいし、旅行いって一切なんの勉強にならなくても、自分の心がハッピーだったらいいわけで。だから、「これは何のために使ってるのか」っていうことをあいまいなまま使ってるのがよくないのかなって気がして。べつに無駄づかいでもいいと思うんですよ、「俺は無駄づかいするぞ!」って決めてするんだったら。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

だから、どの部分が投資で、どの部分が消費なのかっていうのが、まず、きちんと自分で把握できる状態が大事じゃないかなあと思いますね。

栃尾

なるほど。

金子

おお。

安田

で、その上でやっぱ大事なのは、バランスじゃないかと思いますね。どの程度投資するのかっていうのが1個ですし、投資のバランス、さっき栃尾さんがおっしゃってたのは、たぶん「使って増やす」っていうよりは、「使わないようにして減らさないようにする」っていうやり方なんで、あんまり賢そうに見えないっていうことだと思いますけど。

栃尾

はい。

金子

おお。

安田

使わないとお金は増えないっていうのはたしかだと思うんですけど、使い方によって、よく「ハイリスク」とか「ローリスク」とかって言うじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

株を買ったら増えるかもしれないけど、なくなっちゃうかもしれない、ハイリスク・ハイリターンみたいな。僕はどちらかというと、リスクよりはリターンに注目すべきだと思ってまして、ハイリスクかローリスクかっていうことじゃなく、ハイリターンかローリターンかってことですね。

栃尾

ハイリスクの場合はハイリターンで、ローリスクの場合はローリターンっていうことが多いんじゃないんですか?

安田

そういうふうになってますけど、「ハイリスク」っていうと、なんていうんでしょう、なんか、もう「全財産なくなって、人生だめになるかもしれない」みたいな発想になっちゃうんで。だから、ハイリスクを選べる人って、なかなかいないと思うんですよね。

金子

ああ。うんうん。

栃尾

ハイリスクって、私は「成功確率が低い」みたいな意味でも考えてました。

安田

実際にそうですよね。

金子

うんうん。

安田

成功確率が低くて、だけど当たれば大きいっていう。

栃尾

うんうん。はい。

安田

リスクはコントロールできるんですよ。つまり、1億の借金を背負うっていうのは、1億借りるから借金を背負うわけなんで、たとえば、いま持ってるお金が100万円だとしたら、「このうちの20万はなくなってもいい、ゼロになってもいい」っていうふうに決めちゃえば、最悪のリスクは20万をなくすことなんで、べつにハイリスクじゃないわけですよ。

栃尾

ああ、自分にとっては?

安田

自分にとっては。

栃尾

うんうん。なるほど。

安田

ただ、栃尾さんがおっしゃるように、成功確率が低いという意味ではハイリスクかもしれないですけど、それを「ハイリスク」という言葉で片付けていいのかな、っていう気がしているということですね。

栃尾

あ~なるほどなるほど。それも分けて考えたほうが、たしかにいいですね。自分にとっては、そんなにリスクじゃないってことですもんね。

安田

自分にとって、いくらぐらいまでだったらなくなってもいいのかっていうのを決めて、「当たれば大きいけど、なかなか当たらないよ」っていうところにはいくらぐらい投資をして、「当たる確率はまあまあだけど、当たっても大して大きくならないよ」っていうところにはどのぐらいの投資をして、あとは消費でどのぐらい使うのか、みたいなことを決めとけば。

栃尾

はい。

安田

多くの人はハイリターンのところを、それこそ「ハイリスク・ハイリターン」っていうふうに思い込んでるんで、ぜんぜんやってなかったりするんですよね。

栃尾

うん。ちょっと怖いのはありますよね。

金子

ぜんぜんやってない。うん。

安田

資格を取るとか、確実に何らかのリターンがありそうなものはやるんですけど、ゼロになっちゃいそうなものとかマイナスになっちゃいそうなものとかって、なかなかやらないんですけど。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

だから、マイナスになるのはさすがにおすすめできないんで、金額を決めて、ゼロにするっていうことを覚悟して、リターンの大きなものに投資してみるっていうのは、やったほうがいいと思います。

金子

へぇ~!

栃尾

安田さんは何かやられてるんですか?そういうの。

安田

いろいろやりますよ。売上のなかのだいたい1割ぐらいは、もう捨てる覚悟で、すごい突拍子もないことをやったりします。YouTubeをつくったのもそうですね、自分のチャンネルとか。

金子

あ~。

栃尾

はいはいはい。じゃあ、なにか投資の商品を買うんじゃなくて、なにか事業とか企画として突っ込んじゃうってことですね。

安田

ああ、僕の場合はですね、他人に委ねるのはあんま好きじゃないし、積み重なっていかないんで、スキルが。

栃尾

あ~。はい。

安田

だから、基本的には自分への投資で、ゼロになってもいいものをやりますね。

金子

あ、そうか。そういうのはやってるのか。

栃尾

たしかに。それで残るものはゼロじゃないですもんね。

安田

はい。ゼロになっちゃうとすごいつらいですけど、だけど、まあ、人生のなかで、1年間に稼いだお金のうちの1パーセントとか2パーセントは落としたと思って、ゼロになったと思って。

金子

落とした?(笑)

安田

はい。ハイリスクじゃなくていいんで、ハイリターンなものに、ぜひ投資してみたらどうでしょうかと。

栃尾

うんうん。なるほど。

金子

なるほど。

安田

ということで、おまとめを2秒でお願いします。

栃尾

(笑)。いま安田さんが言ったとおりですけれども、ハイリスクとかはあまり考えず、しかも自分のパーセンテージをある程度決めて、ハイリターンなものに投資をしてくださいということですね。2秒過ぎてしまいました。すいません(笑)

安田

はい。ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2021年4月21日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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