
20代のコミュニティ運営の方です。ゲリラーズのみなさま、いつも毎週楽しみにしております。私は現在、学生起業のコミュニティにてビジネスのアイデアを出し合ったり、試しに売ってみてどうだったか、などの実験をしています。その過程で、売れる商品と売れない商品のちがいは、「もし自分がお客さんなら絶対買う」という商品、「もし自分がお客さんならいらないという商品」の差に秘訣があるのではないかと思っています。商品企画のときは「どうやってこの商品を売ろう」など、ついつい提供者の目線で考えてしまいます。「自分が提供したいかどうかよりも、自分がめちゃくちゃ欲しい商品をつくるほうが重要なのでは?」と最近では考えるようになりました。ゲリラーズのみなさんはどう思いますか?また、自分が欲しいと思う商品を考えるコツなどはありますか?よろしくお願いします。ということでーす。

結構自分が欲しいなって思う商品はもうこの世に出回ってて、「あれが欲しい」で見つけにいくっていう感じが多いので、自分が欲しいという商品を開発するっていうところまで頭が回んないなって、これを見て思ってました。

だから、「いまある商品のなかでどれが欲しいか」っていう見方をすると、たしかにそういうふうになっちゃうんですけど、「自分でも気がついてないけど、実は私、こういう商品があったら買っちゃうよな」みたいなのって意外とあるんですよね。

ふーん。

なるほど。

でも、たとえば私のライティングスキルを提供するというような場合、自分が書ける立場なので、書けない人がなにをすごく欲しいと思うかっていうのは、結構想像するのむずかしいなって思います。だから、「絶対買う」という商品を、自分が提供する側で、ちがう視点で見なきゃいけないっていうのが、かなり難関ではないかと思ってるんですけど。

iPhoneとか最初に世の中に出てきたとき、「こんなの誰が使うんだよ」みたいな感じでしたけど、「私だったらこれをこんなに楽しく使います」みたいなプレゼンをして。たぶん、彼は自分が欲しいものをつくって売ってたんだと思いますけど。まあ、自分が欲しいものは非常に説明しやすいというか。

そうなんですよね。だから、僕も意識して「自分だったら欲しい」っていう商品をつくろうとしてやってるんですけど、やっぱ、でもね、商売やり始めるとお金もかかるし。人間って、生きていくにはお金もいるじゃないですか。

はいはいはい。なるほど、たしかに(笑)

ああ、そっか。
*本ぺージは、2022年6月15日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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