こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
私のまつげが直毛すぎて、パーマがかかりませんでした。金子亜佑美です。
安田佳生です。
かけたのにクルンとなんなかったってこと?
そうですね。スッとなりました(笑)
強い(笑)すごい。
強かったですね(笑)残念でした、はい。
なんか、優先順位がおもしろいですよね。
えっ?
時間もなく疲れ果てて、そして、お金も稼がなくちゃいけないけど、でも、やっぱ、まつげにはパーマをかけるっていうですね(笑)
(笑)
たしかにー。
そうなんですよねえ、不思議に(笑)
やっぱ人間はおもしろいな。
たしかに。
うん。大事なことが……ちょっとね。
ね。
はい。ほんとだわ。
はい。ということで、今日はですね、私はぜひ、みなさんに聞いてみたいテーマがありまして。
はい。
「自信の源について」ということなんですけどね。
はい。
うーん。
まあ、私も2回目の子育てをやってましてね、自分の人生とか顧みたときにですよ、なにが大事かっていって、親がやってあげられることっていうのは、自己肯定感を上げる以外ないんじゃないのかなと思いましてね。
わあ。はい。
同意です。
よく「行動が先か、自信が先か」みたいな議論がありましてね、「行動するから結果が出て、自信が身に付くんだ」みたいなのがあるんですけど、「じゃあ、そもそもの1回目の行動はどうすんだよ?」っていうのが非常に疑問でして、わたくし。
はい。
うんうん。
興味のあるスポーツをやり出すとか、いきなり絵を描くとか、そういうことって、ちっちゃい子どもはやるじゃないですか。
はい。
べつに自信があるからやるわけじゃないと思うんですね。
うん。
逆に、やらなくなっていく理由っていうのは、そこで「ああ、自分は大して才能ないな」とか、「そんなことやってて、なにになるの?」みたいな否定が入るからなんじゃないのかなと思ってですね。
思います。
あ~、ほんとだ。
となるとですよ、やっぱり、そもそも行動しないと自信って生まれないんで、行動するためには、まず自己肯定感っていうか、なんていうんでしょう、まあ、なにかやるときって不安があると思うんですよね。
はい。
うん。ありますね。
不安よりも「やりたい」っていう気持ちとか好奇心が上回る状態を「根拠のない自信」と呼ぶのではないかと私は思ってまして。
えーっ。
ふーん。
それはどこから生まれるかっていうと、たぶん、自分では自信ってつけれないんじゃないのかなと思ってですね。
はい。
はい。
つまり、親が子どもに“勘違い”させるっていうことが第一歩なんじゃないのかなあと。
ふーん。
はい。
「自信がない」っていうのも「自信がある」っていうのも、「実績はないけど、俺はなんかできそうだ」っていうのと、「やったことないけど、たぶん自分には無理」っていうのと、どっちにしろ勘違いじゃないですか。やったことないわけですから。
はい。
うん。
どっちの勘違いをさせるかっていうのは、親次第なんじゃないのかって気がして。
お~。
ふーん。
いかがでしょう?栃尾先生。
先生!
私は、自己肯定感で考えるときには、自信とは分けてるんですけども。
はいはい。
というのは、私が子どもに与えるべきは、「できても、できなくても、あなたには価値があるよ」って言うことだと思ってます、私が与えたいこと。
うんうん。なるほど。
だから、「あなたはできるよ」と勘違いさせるっていうのは、私はそんなに考えてなくて。
なるほど。
「できなくても価値があるよ」っていう、すべてのベースですよね、この世に生を受けたということのすばらしさみたいな、で、「ママはそこをわかっているよ」っていうところでいいのかなと。さらに、たとえばそこから飛び出してなにかチャレンジするときに、「失敗してもここに戻ってこれる」みたいな安全地帯というんですかね、そっちを大事にしていて、「勘違いする・しない」「根拠のない自信のある・なし」は、ちょっと、まあ、わかんないですね、私が与えられるかどうかわかんないんですけど、性格とか持って生まれたものも結構大きいんじゃないかなという気もするんですけど、でも、私も、根拠のない自信がそんなにあるほうじゃないので、それは、ちょっと、まだわかんないですね(笑)欲しいし、あったほうがいいとは思います。
ツイッターでね、そういう「勘違いが大事」って書いたときに、まったくそれと同じように、「勘違いしつづけて、ろくでもない大人になってる人もいますよ」みたいなことをコメントとして書かれて、なるほどねっていう感じで。
はいはい。私はそこまで言ってないですけど(笑)
(笑)
まあ、なんていうんでしょうね、いや、ほんとに栃尾さんのおしゃるとおり、結局、描いた絵がうまいかどうかとか、それで食っていけるかどうかっていうのは大した問題ではなく、その絵を描く行為とか、なにか興味があることをやる行為に対して、全肯定してあげるっていうね。でも、それもまた勘違いじゃないかなっていう気もするんですよ。勘違いというのは、「親は俺を全肯定してくれる」って思ってるという勘違いですよね。
うんうん!
たしかに。まあ、そうですね。それはあります。
すごい安心感ありますね。うん。
ということがやっぱり大事なんじゃないのかなあって。だから、自信を持つのも、自信をなくすのも、自己肯定感が高いのも低いのも、すべて自分の思い込みからスタートするんで、いい思い込みをさせてあげるというか。
うーん!
うんうん。
それが土台になっていくのではなかろうかという気がとてもしまして。
そうですね。あと、なんか、べつに自分ができるとか、できないとか、あんまり気にしてなくて、でも、自己肯定感が高くてどっしりしてる、みたいな友人がいるんですけど。
すばらしい(笑)
で、すぐ楽しいことをやり始めるみたいな。やっぱり、すごく親がいろんなことを肯定してくれてたみたいに言ってましたね、自分の嫌な面も含めて、みたいな。
へぇ~。
なるほどねえ。なるほど。
安田さんのご両親もそういうイメージですけどね、私からすると。
うん。
って思ってたんですけどね、僕は。「なんで自分は18でいきなりアメリカにひとりで行けたんだろうか」とか、「25で、なんで会社つくったりできたんだろうか」って考えたときに行き着いた結論が、「親がすばらしい人だった」ということでいいのかもしれないんですけど、もう一歩深く踏み込んでみるとですね、「……と、自分は信じていたんだな」っていう。
うん。
うーん!泣ける!(笑)
(笑)
こないだ、栃尾さんのお知り合いのお坊さんと、この番組じゃないポッドキャストの対談に呼ばれて行ったんですけどね。
あ、はい。ありがとうございます。
そのときに教えていただいたのが、「自我というものは自分ではできない。自我というのは他人がつくるんだ」っていうことを教えてくれてですね。
ふーん。
えーっ。
「ジャングルとか誰も人間がいないところで育つと、自我というのは生まれないんじゃないか」というのがそのお坊さんの仮説で、なるほどなあと。やっぱ、お坊さんって、なんか、おもしろいですよね。
おもしろいですねえ。
名前とか役割とかってそうじゃないですか。名前も自分ではつけれないでしょ?親がつけるので。
うん。たしかに。
役割とかもね、たとえば「自分はすごい力仕事が得意だ」っていうのも、まわりとの比較じゃないですか。
うん。
たとえば、日本で身長180センチぐらいあったら「自分は体が大きい」って思い込みになるわけですが、これがオランダとかで育つと、チビのほうになっちゃうわけですよ(笑)
うん。
だから、僕も18でアメリカ行ったとき、自分は日本ではデカいほうだったんですけど、めっちゃ、ちっちゃいんですね。だから、まわりに自分より力持ちがいっぱいいれば、そのなかでいちばん力が弱いのに、「自分は力仕事がいちばん得意だ」とはならないと思うんですね。
うん。ほんとですね。
だから、やっぱり自分の役割とか、自分の自信とか、得意・不得意っていうのは、自分と関わりのあるまわりの人がつくり上げてきたものを、「自分だ」というふうに信じてるんだと思うんですね。
ふーん。
どうでしょう?金子さん。
(笑)
いや、熱…熱いというか、感激しました。感激というか(笑)
(笑)
たしかにそうだなっていうか。うーん、「やっぱり親ありきで、いまここにいるんだよな」とか思ったりしてました、話を聞いてて。
そう。だから「結局は自分次第だよ」っていうふうにも言えるんですけど。
うーん。
だけど、その「自分次第」の「自分」っていうのは、実は、自分でつくってるように見えて、自分でつくってないとも言えるわけで。やっぱ、だから、他人がつくる自分の第一歩が親だと思うんで。
うん。
やっぱりね、ほめることって、どうしても自分にとって、やってほしいこととかをほめるじゃないですか。大人はやっぱり頭で考えちゃうんで。
うん。
「勉強したらほめる」とか「片付けたらほめる」とかになっちゃうんですけど、やっぱり、そういうんじゃなく、ほんとにその子自体を肯定するっていうかね、それが大事なんだなあと思う今日このごろ、ということです。
はい。
すばらしい(笑)ほんとですね。
ということで……
お?
あれ?おまとめは?
あ、まとめますか?
(笑)
まとめましょうよ(笑)
えーと、どうしようかな。えーと、親がまず子どもの第一の環境というか、対人相手というか、ということで子どもに自信をつけさせてあげることができるんじゃないでしょうか、ということですかね。
そうなんです。だから、自信も得意も、他人がつけるもんだということですね。
うんうん。
おー。
親がその第一ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2022年10月12日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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