
だから、力持ちの人が力仕事をし、器用な人が裁縫し、料理うまい人が料理しってことで、人間社会にはいろんな職業がありますけど、こうやって得意と不得意を交換することで、すべて、家を建てるところから、食材の調達から、なんでもかんでもやるとなってきたら、すごい効率が悪いわけですよ。

だけど、どんなにすごくったって、すごい有名会社の社長さんとね、たとえば無人島に2人で流れ着いたら、その人さえいればなんでもできるかっていったら、おそらく、なんにもできないと思うんですよ、そういう人って。

その前の時代は力でね、「強盗来たら守ってやるから、そのかわり、おまえら年貢を納めろ」みたいな感じで、力と交換にいろいろやってもらってたと。物資のかわりに、日本だったらお米つくってたわけですね、お百姓さんが。

それが経済の時代は、お金と交換にいろいろ働くようになって、もう次の時代はね、たぶん、お金とか力とかじゃなく、ほんとファンっていうか、なんか、純粋に「この人を応援したい」みたいな、「なんか、この人助けてあげよう」みたいな、なんにもなくても「助けられ力」の強い人みたいな人が、すごい成功していくんだろうなっていうのが私の予想でして。
*本ぺージは、2022年11月23日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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