このコラムについて
小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?
と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。
「デジタル化によってなくなりつつある印章を違う文化にした小さなブルーオーシャン」
「実用品としてだけではなく、芸術・文化として注目」
2022年9月29日。
あるニュースがリリースされました。
プリントオンデマンドサービスのTOSYO、
埼玉りそな銀行より累計1.5億円の資金調達を実施
このニュースを見て、
会社名も知らないし、
プリントオンデマンドの会社が資金調達?
と…。
会社名を知らないのは
私が無知なせいというのもあるのですが、
市場が減少している印刷業界において、
1.5億円もの資金調達をしたことに
びっくりしたのです。
そこで調べてみることにしました。
ハンコと言えば、
名前が刻印され、
書類等に押すものです。
しかし、デジタル化や
効率化によって、
ハンコを押印する機会が
どんどんと減っています。
TOSYO株式会社は、
こうしたハンコに
漫画・アニメを組み合わせ、
ハンコ文化×漫画・アニメ文化
=痛印(いたいん)
という新しい分野を生み出したのです。
さらには、切り絵と
漫画・アニメ文化を組み合わせ
切り絵×漫画・アニメ文化
=Kiritorie
という新しい分野も生み出しています。
これまでの伝統や文化に
新しい文化や流行を
掛け合わせることで
新しい分野を生み出す。
特に、市場として減少し、
多くの企業が
手を出さないであろう分野に
新しい風を入れることで、
小さなブルーオーシャンを
生み出しているところが
うまいなぁと思います。
そして今回の資金は、
NFT発行サービス/マーケットプレイス
「GASYO」の立ち上げに使われるそうです。
「GASYO(仮称)」(https://lp.gasyo.com/)
はイラスト、音楽、アニメをはじめとする
エンターテインメントなど
様々なアート分野におけるNFTを、
ユーザーが購入したり、個人間で売買したり
することができるマーケットプラットフォームと、
NFTの発行、および同プラットフォーム内で
売買が可能なサービス提供するそうです。
※NFTとは…
Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略。
「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のこと。
暗号資産(仮想通貨)と同じく、
ブロックチェーン上で発行および取引される。
従来、デジタルデータは容易にコピー・改ざんができるため、
現物の宝石や絵画などのような資産価値があるとはみなされなかった。
伝統や文化、
新しい分野や技術、など、
単体で素晴らしいものを
さらに掛け合わせて
また新しい分野にしていく。
ビジネスは
さまざまな可能性がありますね。
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会社名 TOSYO株式会社
URL https://www.tosyo.co.jp/
痛印堂 https://www.itaindou.com/
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