効率化と多様化

効率化と多様化 

人間という生物は、効率を追求して発展を遂げてきた。
そのスタートは分業である。
何かの作業をする時に、それをいくつかの役割に分解し、
それぞれの役割を得意な人に振り分ける。
ある人は木を切り、ある人は穴を掘り、
ある人は食事をつくり、ある人は裁縫をする。

苦手なことを他人に任せることによって、
得意なことだけに自分の時間を集中させることが出来る。
当然のことながら、
一人で全てをやるよりも効率が良くなり、
全体の生産性はアップする。
その成果物を公平に分配すれば、
一人で全てをやるよりも遥かに大きな成果を得ることが出来る。

こうやって人は組織をつくり、効率を追求してきたのである。
この仕組みは今でもほとんど変わらない。
営業が得意な人が営業し、開発が得意な人が商品を作り、
伝票処理が得意な人が伝票処理をする。
全ての組織は役割分担によって成り立っているのである。

もうひとつ、人間には他の生物にない、際立った特徴がある。
それは多様化である。
効率だけを追求していけば、
全ての成果物は同じ規格に統一されていく・・・

 

『[安田佳生メールマガジン] 2016.6.22 効率化と多様化』より冒頭引用

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