【コラムvol.60】
私はなんでこんなにアホなのか?

きっかけは僕自身の狭量です。
いつから僕はこんなに
自分の愚かさやアホぶりを
人に開示することが怖くなったのだろう。
世の中を見てみれば、
なんか僕みたいな人が
増えていて息苦しいなあと。

というわけで、
貪欲な犬が、排尿量を細やかに制御抑制し、
マーキングテリトリーを
じわじわ広げるように。

それに習って僕も
自分のアホ分析に貪欲になって、
カッコつけたがりとかの煩悩量を
細やかに制御抑制し、
考察テリトリーと深度を
じわじわと自分なりに拡張したい。

なぜかというと、
排尿マーキングは気持ちいいから、
じゃなくって
(ちょっと近いと言えば近いかも)、
自分のおよぶ範囲で、自分や社会のことを
知るって、それなりに快感じゃないですか。

自分のアホさ愚かさがわかって、
少しずつ克服する努力をすれば、
自分のアホさを放置している知人に、
まともな助言をしてあげられるかもしれない。

なにせ漸進的な「アホ克服派」なのだから、
放漫な「アホ放置派」も聞く耳を持つ可能性は
それなりに高いと思う。

フルタイムのアホ放置どうしが
連れ合ってしまうと
幸せかもしれないが、アホどうしが
許しあう図柄が日本中で展開されるが、
そんな底抜けの風景でいいのかニッポン!
ということになる。

自分の偽善を見つめるから、
世の中の偽善がわかるし、
正義ヅラして他者の小さな偽善を針小棒大に
非難する人のうさん臭さにも気がつく。

自分が自分の欺瞞をごまかしているから、
社会の欺瞞に目をつぶってしまう。
そこにハッとできれば、
欺瞞を解いて、もっと自分を生きられる。

自分の中の卑しさがわかれば、
高潔さには届かなくても、
汚濁の少な目な人、をめざすことはできる。

拝金に引きずられる自分を想像できるから、
大金持ちのパーティーには参加しない!
と方針を決められる。
(呼ばれたことなんかないんですけどね。
方針だけは念のため決めるんです)

自分のアホを知って、社会のアホを知る。
人のアホを見て、自分のアホを振り返る。
アホぶりを制御する。

人のアホを言いあげるのはたやすいし、
自分を棚上げして気持ちイイ。

でも、自分のアホを自覚するのは
困難な山があるからこそ、
登れば「ヤッホー!アッホー!」です。

アホが見極められるようになれば、
本当にアホなことから逃げたり
戦ったりできるし、
アホじゃない貴いものに
接近することもできる。

自分を棚上げするより、
気持ちイイんじゃないかと思うので、
がんばります。


⏫TOPへ戻る

 

中小企業に、発展のきっかけを投げかけたい。だから、ハッテンボールです
【ハッテンボール・グループ 代表取締役 伊藤英紀】
企業表現コンサル/コピーライター 1961年生
広告学校と大学をダブルスクール。㈱リクルートで、バイトなのに制作チーフを務めたのち、同社契約コピーライターに。1990年 前身 伊藤英紀事務所を創業。※元ワイキューブ取締役
有限会社ハッテンボール ◎創業1990 ◎設立2006 ◎資本金1000万円 〒169-0073  東京都新宿区百人町2-27-7 ハンドレッドステイレジデンス1108 ℡03・6698・4863
株式会社ハッテンボール・ダイレクト ◎設立2011 ◎資本金1000万円 〒453-0801 名古屋市中村区太閤 3-7-76 ジユウノハコ ℡080・6919・3870
※ホームページ、ただいま工事中。ご希望者には会社パンフレットをお送りします。ご相談、ご連絡は直接メールにてどうぞ。
>>> hideki@810ball.com
【サービス内容】  ➊経営理念の開発。➋ブランド戦略・組織強化策の設計と表現。➌企業表現物や広告物なら、なんでも制作(紙~web~映像~CM等)【近年の受賞歴】〇第33回「日経産業新聞広告賞」(2006)【サービス部門賞】優秀賞 〇第22回「全日本DM大賞」(2008) 〇第27回「日本BtoB広告賞」2部門受賞(2006)【企業カタログ(会社案内・営業案内)の部】銅賞 【入社案内の部】特別賞 〇第28回「日本BtoB広告賞」(2007) 【企業カタログ会社案内営業案内の部】特別賞と銅賞 〇第31回「日本BtoB広告賞」(2010)【カレンダーの部】特別賞 ○第32回「日本BtoB広告賞」(2011)【営業案内の部】特別賞 ○第33回「日本BtoB広告賞」(2012)【企業カタログの部】特別賞  ○第37回「島根広告賞」(2013)2部門同時W受賞 【TVCM部門】銀賞 【消費者投票】消費者特別賞 〇第38回「島根広告賞」(2014)【TVCM部門】金賞 ○第36回「日本BtoB広告賞」(2015)【製品カタログ単品の部】特別賞 〇第38回「日本BtoB広告賞」(2017) 【ポスターの部】 銅賞 〇第6回ジャパン・シックスシート・アワード銀賞 〇静岡新聞広告賞2017大賞

 

感想・著者への質問はこちらから