人間交換日記 83通目「人類は永遠に満足できない」安田

人間交換日記

「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。


83通目/安田からの返信
「人類は永遠に満足できない」

結局のところ人間の満足は絶対値ではないのです。食うに困らず、住むところもあり、家族が健康でも満足できない。では何をもって満足するのか。それは他者との比較です。同級生よりもいい学校に入れた。同期よりも稼いでる。普通の人では買えない家に住んでいる。買えない車に乗っている。などなど。仮に年収が3000万円あっても平均が5000万円なら不満。それが人間というものです。満足の基準を比較に置いている限り全員が満足することは絶対にあり得ない。この愚かしい価値観をつくりあげているのは人間自身です。「会社をスケールしたい」という言葉の意味は「他者より大きな会社を持ちたい」ということ。

前回82通目/大野「我々人類にどんな学習を催促しているのか?」

安田さんへ

人生や宇宙を貫く法則は親切である。まさに!人生がどのような様相として僕たちの前に投影するかは、僕たちがどのような存在として、地球の上に立っていて、また暮そうとしているかと密接に関係しています。そして、人生と自分との関係においては、常に、自分自身を異なった、新たな目で見つめ直すための、ガイドやレッスンを用意してくれているかの様です。今回の新型コロナやこれから待ち受けているだろうコロナショックにしてもそうです。我々人類にどんな学習を催促しているのか?
まして本来は、全ての人が豊かになる資源と可能性とスペースはすでに十分にある。それを遮っているのは、よりによって僕たちの考えって事になります。

ー大野より

 

前々回81通目/安田「シグナルの意味」

大野さんへ

目覚まし時計ですか。確かにそういうシグナルが現れる時ってありますよね。大きな病気をするとか。会社が倒産したとか。そこから何を読み解くのかが大事。きっと人間は昔からその意味を読み取って、宇宙から愛されるようにしてきたのでしょう。私も50年あまりの人生の中でさまざまなシグナルを受け取りました。なぜ自分だけがこんなにひどい目に会うのか。なぜ自分はこんなにも恵まれているのか。同じ出来事なのに捉え方によって正反対に感じられる。それがとても不思議なところ。捉え方が正しいと大きなヒントになるし、間違っていると何度でも同じシグナルが現れる。愛か神か、その正体は分かりませんが、すごく親切だということは確かです。

ー安田佳生より

 

これまでのやり取り

交換日記をする二人



火曜日
安田佳生(やすだ よしお)

1965年生まれ、大阪府出身。
2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。

●金曜日
大野栄一(おおの えいいち)
株式会社一番大切なこと 代表取締役
https://ichibantaisetsunakoto. com
https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/

ブルー・オーシャン戦略は、未知の新大陸を探しだす作業ではありません。
新たなブルー・オーシャンは今いるレッド・オーシャンの中に無数に存在するのです。

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