【GlobalPicks/vol.129】シリーズ コロナ後の世界(No.3)

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道


「シリーズ コロナ後の世界(No.3)」として、コンサルファーム繋がりで、McKinsey (マッキンゼー)のwebから「新型コロナが与えるビジネスへの影響」を紹介しています。

今回の記事はコレ↓

COVID-19: Implications for business
(COVID-19のビジネスへの影響)
[https://www.mckinsey.com/business-functions/risk/our-insights/covid-19-implications-for-business]

この中でいくつか興味深いコメントや、チャートがあるので、 これを数回に分けて紹介していきます。

今回取り上げる本文
As companies continue to enforce travel restrictions and workers resort to virtual meetings, travel-industry players are looking to rebound from the crisis, but it may be a years-long road to recovery. Our latest research shows that, historically, business travel rebounds from crises at a slower pace than leisure travel.

各企業が張規制をし続け、従業員はヴァーチャル会議に活路を見している。なので、旅行業界は危機からの回復を狙っているものの、それは数年かかる道のりかもしれない。
最新の調査によると、歴史的に見れば危機後のビジネス張需要の回復は、娯楽の旅行需要の回復スピードよりも遅くなる。

法則として、経済危機後のトラベル需要の回復スピードは
↓↓
需要回復スピードの早さ : 旅行(レジャー)> 出張(ビジネス
↑↑
というセオリーが過去の統計的には成立するようです

欧米各国の「トラベル」需要の年次推移を表しています。
灰色がEconomic downturn(景気の悪化)を表していて、 折れ線がBusiness(ビジネス)とLeisure( レジャー)を表しています。

欧州3カ国のグラフには灰色の部分(Economic downturn)が2箇所あります。
1つ目は2001年起点ですので「9. 11に起因する同時多発テロショック」ですね。
2つ目は2007年くらいが起点なので「サブプライム危機~ リーマンショック」ですね。

さて、USのグラフには後者の「サブプライム危機~リーマンショック」後の数値は表示されていますが、前者の「9. 11に起因する同時多発テロショック」 後の数値は表示されていません。
トラベル産業(というか航空産業)についての、 この時期のUSの数値は「言ってはいけないNGゾーン」 なのでしょうかね。。。

他のことより、そのことが気になって仕方ないです(笑)
マッキンゼーのレポートにも載ってこない「言ってはいけない( 思い出してはいけない)NGゾーン」なのか、それとも単に、「 良いデータが取れなかった」だけなのか。でも「 良いデータが取れないのは、良いデータが公開されてないから」 ではないのか?などと。ね。。。

今回のグラフには、後に、3つ目の灰色の部分(Economic downturn)として「コロナショック」 が記載されることになるわけです。
今回の数値は「言ってはいけないゾーン」の数値に「 行ってしまう」可能性が高そうです。

まずは、Leisure(レジャー)の数値が戻るのか?
Leisure(レジャー)の数値すら戻らなかった場合、 もう元のBusiness(ビジネス)の世界は戻ってこない、 ということかもしれません。

 


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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