小さなブルーオーシャンに出会う旅 第2回「『ちゃぶ台』に魅了される人たちがいる?」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

第2回「『ちゃぶ台』に魅了される人たちがいる?」


「家具」を調べるとなかなか面白いですね。
家具とは室内に備え,日常生活に使用する道具類の総称。実用性から生み出されたものなんだそうですね。古代エジプトでのこぎりが発明され、加工技術が進み、椅子や机など高度な家具が生まれたんだそうです。日本には中国から技法が伝来し、平安時代には和洋化して以後は、工芸品としても優れたものが製作され、明治以降、現在のように洋風化されていったのだそうです。

明治物の家具を扱う和家具店に多くに人が集う!

今回、出会ったのは「時代和家具の店 アンティーク山本商店」さん。
調べてみると、昭和20年に創業し、現在の店主は三代目。
もともとは古着を扱うお店だったとか。現在のようなアンティークショップへのコンセプトにしたのが、現在の店主。地下1階、1階、2階の店内には所狭しと和家具が並んでいるんだそうです。
アンティークと言えば聞こえはいいですが、いわゆる中古家具です。
いまでは、量販店で、新品のきれいな家具が、安価で手に入ります。
特に、冒頭でお伝えしたように、家具は日常の生活で使用するものであり、骨董品のように飾って、愛でるものでもありません。
アンティーク山本商店さんには、なぜ多くの人が集まってくるのでしょう?

厳選された商品が小さなブルーオーシャンを生み出している?

アンティークと言えば、年配の方のコレクション、あるいは昔を懐かしんでというイメージがあります。しかし、最近は若い人がこれらのものを新しい生活道具として、また装飾品として買い求めるというケースが増えてきている。
アンティーク山本商店さんが扱う商品というは、日本の家庭で使われてきたイギリスやアメリカや中国のアンティークも一部扱っているものの、明治から昭和30年代に至るアンティーク和家具や雑貨が陳列されている。中でも本箱、食器棚、茶箪笥、和箪笥などが中心。この明治から昭和30年代というのが、まさに小さなブルーオーシャンなのではないでしょうか?この時代、つまり、大量生産時代に入る前、職人さんが一つひとつ手掛けたもの。つまり、世界に2つとないものとも言えます。
ということは、数週間もすれば商品が売れ、店内に置かれている商品の顔つきは変わり、雰囲気も変わります。また、お店に行きたいと思うのは当然なのではないでしょうか?

 


佐藤洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。
中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

 

ブルー・オーシャン戦略は、未知の新大陸を探しだす作業ではありません。
新たなブルー・オーシャンは今いるレッド・オーシャンの中に無数に存在するのです。

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