小さなブルーオーシャンに出会う旅 第14回「オーディオマニア?クラシックマニア?世の中にこれを必要とする人がいるってことなのです。」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

第14回「オーディオマニア?クラシックマニア?世の中にこれを必要とする人がいるってことなのです。」


音を楽しむと書いて音楽。
考えてみると音楽とは不思議なものですね。さまざまなジャンルがあり、年齢や性別、国境なども関係なく、全世界共通。聴くことを楽しむ人もいれば、演奏することを楽しむ人もいる。音や楽器を必死に極めて職業にしている人もいる。

さて、今回は、この音楽に関する小さなブルーオーシャンです。

私は買いたいと思いませんが、600万円の物まで売れるとは…。

これを読んでいるあなたが、最初にお金を出して購入した「音楽」とは何でしょうか?

私は、「およげたいやきくん」という1975年頃に一斉を風靡した歌謡曲?童謡?でした(笑)

ちゃんとしたレコードなどではなく、赤いグニャグニャの素材でできたものだったと記憶しています。その後、一般的な学生同様、ラジカセやらコンポ(今はあるんですかね?)でカセットやらCD、MDなどには触れて来ましたが、特に音楽というものにハマるわけでもなく、現在でも音楽に触れることはテレビくらいというくらい音楽には縁遠い人間です。
当然、クラシックなども聴きません。

でも、好きな人は、好きなんでしょうね。

「蓄音機」ってご存知ですか?

蓄音機ってもともと録音をするものだったんだそうですね。
1877年にエジソンが音を再生する製品を作り出したのが蓄音機だそうです。
すなわち、音楽を聴くものではなかったんですね。

まぁ、それはいいとして、現在でもこの蓄音機を専門にしているお店があります。

蓄音機専門店 株式会社シェルマン アートワークスさんです。

扱う蓄音器は、独自ルートで海外のディーラーやコレクターから内容・状態ともに良質なもののみが厳選され、ただの骨董品とは一線を画するものだそうで、ポータブルなものからコンサートも可能な大型モデルまであるという。中には一台600万円というものがあり(これは骨董的価値というよりも、大型サイズで音が良いものらしいのですが…)、即完売だったのだとか…。(購入したのは一般の方だそうです)

小さなブルーオーシャンを生み出しているものは何なのか?

前述したとおり、私は音楽に疎い人間なので、蓄音機を購入したいとは思いません。
インテリア、としてなのであれば、まぁ、買ってもいいかな…と思いますが、プライオリティはかなり低いです。

また、音楽を好きな人でも、蓄音機を買って、レコードを買って…という人は少ないでしょう。
つまり、株式会社シェルマン アートワークスさんは、蓄音機というハードを販売しつつ、「音のこだわり」や「手間」というソフトを販売している気がするのです。「手間」なんて売れるのか?と思われるかもしれませんが、便利な時代だからこそ、ちょっとした「不便」や「手間」は売れる時代なのかなと思います。これが小さなブルーオーシャンを生んでいるのではないでしょうか?

 


佐藤洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。
中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

 

ブルー・オーシャン戦略は、未知の新大陸を探しだす作業ではありません。
新たなブルー・オーシャンは今いるレッド・オーシャンの中に無数に存在するのです。

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