小さなブルーオーシャンに出会う旅 第17回「こうした働き方が増えていくかもしれません」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

第17回「こうした働き方が増えていくかもしれません」


今回は小さなブルーオーシャンとは言えないかもしれません。
私が気になる、面白いな、と思っただけだからです。
ただ、今後はこういう働き方をする人や、お店、組織が増えてくるかもしれないな、とは思います。
実際に、夜は居酒屋さん。昼間の店舗は空いている。そこでその店舗を借りて、カレーショップを行なう「間借りカレー店」が一部の飲食未経験者や副業者の中では流行っています。今回のご紹介するのは間借りではありませんが、異業界同士のコラボレーションです。

ありそうで、なかったのか!?と思うコラボレーション。

この小さなブルーオーシャンに出会う旅の第5回「コンビニの6.6倍もある市場の中で見つけた小さなブルーオーシャン。」で理美容業界のことをご紹介しました(気になる方はコチラをご確認ください)。一言とで言えば、理美容業界はレッドオーシャンだということです。大手チェーンであってもギリギリの状態。おそらくどんどんと店舗を出していかなければ、売上を確保できない。そうなると、個人で行なっている理美容店は苦しい状態が続いていると想像できます。

そんな厳しい理美容業界の中で、私はこの美容店を知って「行ってみたい!」と思いました。
それは、上北沢にある「佐藤美容店」さんです。

私は、「行ってみたい!」と思いました。
しかし、日本全国、いや全世界の人たちの全員が「行きたい!」とは思わないかもしれません。
では、なぜ、私は「行ってみたい!」と思ったのか?
あるいは、どんな人が「行きたい!」と思うのか。

小さなブルーオーシャンを生み出しているものは何なのか?

この「佐藤美容店」さん。
実は、ショットバーが併設された美容室なのです。
ん?美容室が併設されたショットバーなのか?いや「佐藤美容店」という名前からして、ショットバーが併設された美容室ですよね(笑)。

オーナー・佐藤匠さんの開業のきっかけは、20代前半にニューヨークで見た「バーバースタンド」。髪を整えたあと、アルコールやコーヒーを楽しんでいる姿がとても刺激的だったといいます。

39歳のとき、東京・上北沢にヘアメイクの奥様とともに『佐藤美容店』をオープン。

しかし、美容室とショットバーって併設できるのでしょうか?
許可が下りるのか?ということです。
調べてみると、やはり営業許可がおりるまでに苦戦したそうですが、引き戸を1枚つけることで美容室とバー(飲食店)をワンフロアに併設することに成功したのだそうです。

ショットバーが併設された美容店ということもビックリですが、髪を切る(整える?)のは一人だけ。そりゃ、奥様がお一人で行なっているわけですから当然と言えば、当然ですが、一人でカットしてもらいつつ、ビールなどを注文する。美味しいカクテルを飲みながらカットしてもらう。想像すると、なんか、贅沢な気がしてしまいます。

カットしてもらうだけで訪れるのもよし。
バーでお酒を飲みに行くのもよし。
だけど、カットしてもらいながらお酒をいただく、あるいはさっぱりした後に、気持ちよくお酒を飲む。

想像するとワクワクしてしまうのは、私だけ?(笑)

 


佐藤洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。
中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

 

ブルー・オーシャン戦略は、未知の新大陸を探しだす作業ではありません。
新たなブルー・オーシャンは今いるレッド・オーシャンの中に無数に存在するのです。

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